「football fukuoka」中倉一志

【記者会見 J1第35節 福岡-柏】「上を向いてやっていくしかない。次のゲームに向けて準備をしていきたい」/井原正巳

2024明治安田J1リーグ 第34節
日時:2024年11月4日(月・祝)15:05キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/11,079人
結果:アビスパ福岡 2-1 柏レイソル
得点:[福岡]金森健志(40分)、[柏]マテウス サヴィオ(49分)、[福岡]岩崎悠人(90+2分)

◎井原正巳監督(柏);
Q:試合を振り返って
「我々のチームは、ここ2試合でアディショナルタイムに勝点を失っているという状況の中で、今日はなんとしてもその流れを断ち切ろうということ、あとは残留争いに入ってしまったので、そういう部分も含めて今日の福岡戦というのは本当に大事な一戦だなというふうには思ってゲームには入りました。ただ、選手もそれを理解した中でアグレッシブに前半からゲーム入ろうという形でスタートはしたんですが、前半は思うようなプレー、また積極的な、アグレッシブなプレーというのがなかなかできずに、非常に今までのゲームの中でも前半のゲームは非常に悪い入りだったなというふうには思っています。
ハーフタイムにメンタル的なところの修正も含めて、後半は我々の目指しているゲームというものがある程度できたというふうには思っています。ただ、最後にああいう形で敗戦になってしまったのは、本当にチームとしては悔しいですし、ショックが残るゲームではありますが、前節同様、その流れをなんとか断ち切るために、残り3戦、もう一度しっかりチームは上を向いてやっていくしかないと思っていますので、次のホームゲームに向けて、また準備をしていきたいと思います」

Q:後半のアディショナルタイムの場面ですが、福岡があの時間帯にあの雰囲気だと得点が生まれやすい、そういう雰囲気を持ったチームだというのはご存じだったと思います。その中で、そこをこらえてもう1点取りにいこうということだったのか、最悪引き分けでもいいというような判断で臨まれていたのか、どちらだったのでしょうか?
「最後の場面、フリーキックからの失点にはなってしまいましたが、もちろんゲームの コントロールと言いますか、最悪、勝点1でも拾っていくというところは今の我々のチーム状況ではゲームプランとしてはありました。ただ、守り切ろうというわけではなく、引き分けの状況は同じようなゲーム運びをしていくという形で、90分終了のホイッスルが鳴るまでプレーするということではありました。ただ、交代選手枠も使った中で最後に一瞬の隙を突かれての失点ということで、やはり我々に隙があったと言いますか、力がなかったという失点シーンだったと思います。そういう繰り返しをしないように、残り3戦に改善していくしかないのかなというふうには思っています。アビスパさんは、そういう集中力であったり、セットプレーの強さというのは持っているチームなので、そこは警戒していましたけど、やられてしまったので、そこは我々の反省点しかないと思っています」

Q:後半の最初の2枚の交代カードですが、細谷選手は1点目に絡んでいましたし、意外に早かったなという印象です。交代の意図を教えてください。
「もちろん、少しずつ疲れもあったと思いますし、前線の組み合わせを変えることで、セカンドボールも含めて我々がボールを拾いながらゴールに向かいたいというところ。攻守両方にわたってその辺の(狙いでした)。熊澤が入るとトップというよりも、少しトップ下というイメージの選手なので、そういう部分のバイタルと言いますか、ホールの部分のプレイヤーですので、そこを少し自分たちのゲームにしたいなというところで熊澤は入れました。細谷とはタイプ違うんですけれど、ただ、今のチームにはもう少ししっかりボールをキープしながらというところも狙いではあったので、細谷との交代を今日はチョイスしました。もちろん、木下は高さもあるんで、その高さの部分というのはアビスパには上背のある選手もいるので今日は残したという感じではあります」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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