【記者会見 J1第34節 鹿島-福岡】「ホームで結果を出さなければいけない中で取れなかったのは非常に残念」/中後雅喜
2024明治安田J1リーグ 第34節
日時:2024年10月19日(土)14:03キックオフ
会場:県立カシマサッカースタジアム/18,939人
結果:鹿島アントラーズ 0-0 アビスパ福岡
◎中後雅喜監督(鹿島);
Q:試合を振り返って
「率直に勝点3を取らなければいけない、特にホームで我々はしっかりと結果を出さなければいけないというところで、取れなかったのは非常に残念ではあります。ただ、選手は100%頑張ってくれたので、そういう点では非常に良かったなと思っています」
Q:監督として臨んだ初戦になりましたが、リーグ戦で指揮を執った感想をまず教えてください。
「やはり期待というか、そういうところは重く感じますし、そういう中でしっかりとした結果を出さなければいけないというのは改めて強く思いました」
Q:今日の布陣について、(鈴木)優磨選手を左に置いて、師岡選手を中央に置きましたが、その狙いを教えてください。
「前線にしっかりとした起点を作りたいというところと、あとはモビリティを活かしながら背後を取りに行きたいというところを考えて、そういう形にしました。
Q:しっかり繋ぎながら前進したいという意図は汲み取れましたが、なかなか連動制に欠く時間帯が続きました。今後に向けてどのように修正を図っていきたいとお考えでしょうか?
「我々としては、相手のところも含めて、しっかりと前進をする。その形がショートなのかロングなのか、そこの組み合わせというところはもっともっと詰めていかないといけないなというところで、やはりゴールに迫らなければいけないのがサッカーなので、そこのところは、もっともっと共有しながらやっていけたらなと思っています」
Q:今日のフォーメーションに関してですが、前節、ポポヴィッチ監督の最後の試合では3バックでやって4点取って勝っているというところから、4枚に戻して、しかも前の方も変えたというところで、なぜそうしたのかについて説明していただけるでしょうか?
「メンバーのところも含めていろいろありますが、怪我人も復帰してきたりだとか、あとは3枚にトライしてというところで良い結果が当然出ましたけども、それはオプションとして、我々が今までやってきた4枚というのをベースにしっかりとやれれば結果が出るという形で、そういう形にしました」
Q:優磨選手を左に置いて1回えぐっていってチャンスがありましたけれども、やはり推進力の部分で、例えば藤井選手や仲間選手が左にいる時に比べるとだいぶ下がりますし、真ん中にいた方が起点としてはいいんじゃないかという考えもあったんじゃないかと思います。その辺りの評価と、今後どのように修正していきたいのかを教えてください。
「彼自身、新たなトライだと思いますし、そういう意味で起点になってくれたシーンは非常に多かったと思います。その中で彼を起点にしながら、では背後を誰が取りに行くのか、やはりそこがもっともっと詰めていくという作業になっていかなければいけないと思いますし、僕としては彼のパフォーマンスに関しては非常に起点になってくれてよかったと。ただ、やはり最後のところで彼が中央にいるというのは我々の強みですし、その最後のところで点が欲しいところで彼を中央に持っていくというところ、あとはクロスのところ、どう入れていくのか、相手を裏返すのか、どこから入れるのかだとか、どのタイミングなのかというところは今後の課題だと思います」
Q:昨日の囲み取材などでも、鹿島が大事にしてきたことを徹底させる、当たり前のことを当たり前にということをやられてきたとおっしゃっていました。その点に関してはいかがでしょうか?
「まず、そこの部分は非常に選手がよくやってくれたと思っています。チーム全員、今日メンバーに入れなかった選手も含め、非常にそういうところは意識高くトレーニングからやっていて、今日のピッチでも、そういう姿勢が出ていたと思いますし、しっかりとスプリントする、強度高く切り替えてボールを回収する、そういうイメージで全員がいてくれたというのは非常に良かったと思います」
[中倉一志=取材・構成・写真]