【無料記事】【記者会見 J1第30節 福岡－町田】「点を取る気持ちを見せてくれた。それを次に繋げていきたい」／長谷部茂利

2024年09月15日 12時03分　
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タグ : FC町田ゼルビア • pickup • アビスパ福岡 • 長谷部茂利 • Ｊリーグ

2024明治安田J1リーグ 第30節
日時：2024年9月14日（土）18:03キックオフ
会場：ベスト電器スタジアム／9,848
結果：アビスパ福岡　０－３　FC町田ゼルビア
得点：［町田］藤本一輝（51分）、オウンゴール（56分）、ナ サンホ（69分）

長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「前半は戦えていたと思いますが、後半の立ち上がり、ここのところ、注意しなくてはいけない時間帯での失点と言うんですかね、 危険なところを作られて繰り返してしまったなと思います。彼らの強みであるところをモロに出させてしまったなと。逆に自分たちがゴールに迫る形というのがもう少し数多くないと、決定的な場面というのを作っていかないと、なかなか点数を取るのは難しいなというふうに思います。選手たちはこのスタジアムの雰囲気の中、サポーターの応援の中、必死に食らいついてくれて、シンプルではありますが前にボールを入れていくような形を最後は取りましたけれども、ゴールに迫ろうという意欲を感じたし、点を取るんだという気持ちを見せてくれたんで、その気持ちの部分を次に繋げていきたいなと。結果は０－３なので全くもって歯が立たなかったというふうに言わざるを得ないので、気持ちの部分を次に繋げていきたいなと思います」

Q:後半の頭の危険な時間帯で失点して、その直後にも失点。特効薬はないと思いますが、こういう失点が続いてしまうというのは、どんなところに原因があるとお考えでしょうか？
「映像で見て確認しないとはっきりとは言えませんが、あの時間帯で、しかも立て続けに失点する、少ない時間で失点になるというのは、あそこにボールがあるからですね。つまりペナルティエリアに簡単に入られているんですね。ロングスローの場面も、ロングスローができる場所にボールを出してしまっているからなので、その元のところ、そこに相手ボールがないようにしなくちゃいけないとは思っています。そこはまた映像を見て、選手と振り返って、少しでも改善したいなというふうに思います。それもなかなか難しいんですけれども、そこに原因があると思います。もちろん、失点した目の前の事象というのを抜きには語れないんですけれども、私はその前の段階だと思っています」

Q:今日はグローリ選手が久々の復帰という試合になりました。彼のパフォーマンスはどのようにご覧になられましたか？
「非常に良かったですね。前半、彼だからこそ止めたという場面がいくつもあったので、期待通りの活躍をしてくれました。攻撃面ではセットプレーなどで点数も取れるような選手なので、そういうチャンスがもっとあれば、そういう貢献もしてくれたと思います。今日のところは復帰戦にしてはかなり良くプレーできていたのではないかと思います」

Q:ウェリントン選手に関しても、前半から非常にコンディションが良いように見えました。彼の評価と、周りとの距離感とか連動性ということについて、どのようにご覧になっていたのか教えてください。
「まずコンディションのところは彼自身が高い意識で取り組んでいること、またコンディションコーチの樋口がうまくコミュニケーション取りながら、外国籍の選手、日本人選手も含めて、みんながコンディションが良いと思います。特にウェリはいいですね。周りとのコミュニケーションについては、元々というか日本語で普通に喋っていて、日本人選手ともよくコミュニケーションを取っているし、ベンチとも取っていて、その中で自分が試合に出ているときに、『自分が生きる』『自分を使ってくれ、周りを生かしたいから』という、そういう気持ちがすごくある、持っている選手です。『こういうふうにするとこうなるから、サポートに来て』と、そんなことを話しながら良いプレーも結構あったと思うので、継続して彼の良さを引き出していきたいなと思います。また守備も頑張ってくれているので、体力的には難しい大変なポジションなんですけれども、やはり点数を彼に取ってもらいたいし、彼にアシストというプレーを作り上げたいし、彼がチームにそれで貢献してくれたらなというふうに思っています」

Q:一部報道でありました監督の進退についてですが、現状、話せる範囲で監督の言葉から説明できることはございますでしょうか？
「ないんですけれど、クラブの強化部長の方からお話があるというように聞いていますので、そちらで聞いてください。

Q:事実関係について確認させてください。グローリ選手について、非常にパフォーマンスが良かった中での途中交代というのは、復帰明け一戦目だったからという認識でよろしいでしょうか？
「そういう考えです。全部を言いたくはないんですけれども、復帰明けで90分やるというのは非常に難しいです。なので、予想も含めて80分頃にちょっと落ちるんじゃないかなということも含めて、あの時間帯で自分たちがもっと前に厚みを持ちたい、ツートップにしたいということで４－４－２にしましたけれど、センターバックを１人削った方が前に厚みが出るので、そういう狙いも相まって、グローリ選手を交代しました」

［中倉一志＝取材・構成・写真］