「football fukuoka」中倉一志

【レポート J1第29節 福岡-神戸】”らしく”もあり、”らしくもない”試合。ギリギリの勝負に持ち込むも最後の粘り強さに欠く

2024明治安田J1リーグ 第29節
日時:2024年9月1日(日)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/12,344人
結果:アビスパ福岡 0-2 ヴィッセル神戸
得点:[神戸]大迫勇也(45+1分、82分)

4分、井手口陽介のミドルシュートがアビスパゴールを襲う。アビスパの反撃は10分。スルスルとペナルティエリアに侵入した前嶋洋太が右足でゴールを狙う。いずれのシーンも両GKのスーパーセーブで得点にはならなかったが、立ち上がりから両チームのゴールへの意欲が強く表れる。

そして序盤の主導権を握ったのはアビスパ。「良いゲームができると思う」と長谷部茂利監督が語っていたように、ディフェンディングチャンピオンにして、現在首位と勝点差5差の3位につける神戸相手に堂々と勝負を挑む。キレのある動きを見せる前嶋洋太、岩崎悠人が位置する左サイドでリズムを刻み、何度も神戸陣内へとボールを運ぶ。

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