【無料記事】【記者会見 J1第25節 湘南-福岡】「交代で入った選手がアシスト、得点というプレーをしてくれた」/長谷部茂利
2024明治安田J1リーグ 第25節
日時:2024年8月7日(水)19:03キックオフ
会場:レモンガススタジアム平塚/9,691人
結果:湘南ベルマーレ 1-1 アビスパ福岡
得点:[湘南]鈴木章斗(61分)、[福岡]シャハブ ザヘディ(90+4分)
◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「前半危ない場面があり、自分たちも得点が取れそうな、ゴールが目の前という場面もあったので、そういう意味では1-1でしたけれども、2-2とか3-3とか、そういうゲームになってもというような想いです。自分たちが入れてれば、あるいは入れられていたら、もっとゲームは難しかったと思いますが、最後は交代で入った選手がアシスト、得点というプレーをしてくれました。チームの力という意味では、最後に追いつけたのは、連敗を止めた、この後に繋がっていく、勝点1を積み上げたというふうに選手に伝えました。これからもそれを続けていこうと。意外と内容もあまり良くなかったし、相手のペースだったし、という意味ではアビスパらしかったのかなというようにも思います。そして勝点を取った、そういうふうに考えています」
Q:先ほどおっしゃったように、良い形という意味では湘南さんが多かったですが、粘り強さだとかチャンスの大きさという意味ではアビスパが上回っていたように思います。それだけに失点シーンが勿体ないと思いました。失点シーンをどのようにご覧になっていますか?
「これまではあまりないようなプレー、キム ミンテ選手がドリブルで前に運んできて、あそこからシュートを打つという。なかなか大胆な、ダイナミックなプレーで素晴らしかったと思いますが、そのプレーを簡単にさせてはいけませんし、枠内にシュートを打たせてはいけません。ただチャンスという意味では、自分たちもシュートの本数をまあまあ打ったという意味では、可能性がどうだったかというのは別ですけれども、自分たちの『らしさ』は少し出せたんじゃないかなと思います。シュートが3本とか、4本とかしか打てていないのであれば、トレーニングしてきたことが、この中断で何もなかったというような勘違いをしてしまいそうですけれども、そんなことはありませんし、比較的、自分たちのトライはし続けていました。ボールを扱うとか、華麗じゃない、上手じゃないかもしれないけれども、自分たちのスタイルは少しでも出そうとしたし、トライはし続けた、出せたというふうには考えています。あの1点は勿体ないですね、1失点は」
Q:次節は中2日でアウェイですけれども、連敗を止めたということでチームに勢いが付いたのではないでしょうか?
「勢いまではいかないですけれども、自分たちが終盤の最後の最後に追いついたというような、残り時間があったので、どちらかが点数を取ってもという試合になっていましたけれども、そこはちょっと分かりませんが、最後に追いついたので、勢いではないですが少し線が引けるというか、連敗からの脱出というふうに考えていいと思います」
Q:中断期間中に、ボール保持のところから以前のスタイルに戻したと思うんですけれども、その成果が今日の粘り強さに表れたのではないかと思います。その辺りの手応えはいかがですか?
「ボール保持のところですか?そんな情報が入ってます?どこからそういう情報を得ました?一言も私は言っていません。それはここ何試合か、中断前にポゼッション率がちょっと上がったんですね、偶然ですけれど。それでボールを繋ぐことが少しできていたところ、繋ぎがうまくいったのでそう思われがちですけれども、取り組んでいたことはそうではないです。偶然です」
[中倉一志=取材・構成・写真]