「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第21節 FC東京-福岡】「自分たちが少しずつ高めていることが試合で表現できている」/長谷部茂利

2024明治安田生命J1リーグ 第21節
日時:2024年6月30日(日)18:34キックオフ
会場:味の素スタジアム/20,133人
結果:FC東京 0-1 福岡
得点:[福岡]重見柾斗(66分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「大変良い雰囲気の中で、アウェイでしたけれども、プレーできたこと非常に嬉しく思います。また、どちらに転ぶかわからない、点数を取られてもというような時間帯だったと思いますが、あそこで取れたことは勝利に直結するなというのがあったので、そこまで頑張ってくれたスタメンの選手、交代で入った選手、出たくて出たくて仕方がない選手たちの想いが、練習も含めて実ったなと、そういう1点でしたし、そういう試合に持っていくことができました」

Q:前半は両チームともにチャンスになりそうで、それを自分たちのミスでつぶしてしまうという展開でした。修正というか、ハーフタイムにはどのような声をかけられたのでしょうか?
「指示というかミスが多かったですね。特に前半は、相手のことはあまり気にしていないんですけれど、自分たちの攻撃のときのミス、カットボールから、またその後の2本目、3本目、ボールを運ぶにしろ、トラップにしろ、パスにしろ、だいぶずれているなと。ピッチがいつもと違う、それは当たり前ですね、アウェイですから。その中であれだけミスしているようじゃというのは自分たちの相変わらずの課題ですね。ハーフタイムに修正できませんでした。言葉掛けはしましたけれども、ボールを触らなければミスはしませんが、ただ、そうもいかないので。選手たちには、こんなくさした言い方はしていません。『やるんだ』という励ましの言葉をかけたぐらいで、あとは試合に勝つために、みんながもう少し気持ちを持たないと、切り替えも遅いし、ミスがあったから切り替えが遅いのか、どちらが先かわかりませんが、少しそういう前半だったので、そういうところを大事にしなさいと話をして送り出しました」

Q:C大阪に3失点して敗れた後に、3連勝、引き分け、そして2連勝で6戦負けなしですが、この間2失点です。何が変わったとお考えでしょうか?
「自分たちのやり続けている、少しずつ高めていることが試合で発表されている、表現できていると思います。それが守備一辺倒ではなくて、攻撃も少しずつですけれども、今日もミスが前半は特に多かったですけれども、それでも自分たちは少しずつ成長してるんじゃないかというふうに、自分にも、選手たちにも言い聞かせています。それがあるから、守備のところも5点、6点取られるようなピンチがあるわけではなくて、今日もそこまではなかったと思うので、だから0に抑えられると思います。ゴールキーパーを中心に全員が、出ている選手全員が守備のことを考えてるし、それをやらなければという気持ちも選手たちは持っていると思うので、それが良い方に向かっているし、連戦の中で練習はほとんどできないので、持っているものを継続して、またそれを少しずつ高めていく、そんなふうにしてるつもりです。ミーティングとコーチが選手に多くのことを話しかけて、少しずつ築き上げている。私はまとめているだけですが、そういうことが0失点、もしくは失点が少ないゲームが、この何試合かになっているんじゃないかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ