「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第16節 福岡-G大阪】「望んでいない展開も勝ち切れたことは良かった」/ダニエル ポヤトス

2023明治安田生命J1リーグ 第16節
日時:2023年6月3日(土)18:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/9,336人
結果:アビスパ福岡 1-2 ガンバ大阪
得点:[福岡]山岸祐也(17分)、[G大阪]ファン アラーノ(24分)、三浦弦太(32分)

◎ダニエル ポヤトス監督(G大阪);
Q:試合を振り返って
「難しい試合でしたし、アビスパさんが本当に確立したプレーを持たれている中で、セカンドボールも多くなると分かっていたましたし、コーナーキックのところもストロングポイントだということは分かっていましたが、自分たちがそこで初めに失点を許してしまうミスをしてしまいました。でもその後にチームとしての成熟度というのを見せることができて追いついて、その後逆転に持ち込むことができたところは、チームとしての成熟度が見れたところなのではないかなと思っています。そこから相手の方に危険なシーンというものを何回か作られながらも、しっかりと守ることができました。こういった展開というのは自分自身好んでいなかった展開ですし、また望んでいない展開ではあったんですけれど、しっかり勝ち切れたことは良かったなと思っています」

Q:前節に久しぶりに勝った中で、勝ったメンバーをあまり変えないということがひとつのセオリーとしてあると思います。その中で三浦選手と半田選手を使っ理由と、半田選手を左で起用した理由を教えください。
「一つ目と二つ目をまとめた回答になりますが、一つ目の質問に関してざっくりとした答えをすれば、アルビレックスさんとアビスパさんはまったく比較することできないので、そこのところが違うというところを前置きしながら、まず(三浦)弦太のところに関しては、アビスパさんは先ほども言ったように確立されたものがある中で、しっかりとはっきりしたプレーをされるということは理解していたので、そういったところで弦太を置いていこうと思いました。いつもの前の並びだと半田と黒川になると思うんですけれど、それだと空中戦のところで苦しむと思いましたし、紺野選手、ルキアン選手のところで、紺野選手に中に入れられてルキアン選手の強さというところもあると分かっていたので、今日はああいったメンバー選考をしました」

Q:5バックにした判断がすごく早かったと思います。結果として成功したわけですが、あのあたりで監督の心の葛藤みたいなものが何かあったのであれば教えてください。
「ウェリントン選手が入ってきたタイミングで福岡さんの前線にパワーができたことを認知して、その中でプレスに行ってもすぐにロングボールでひっくり返されると思っていましたし、前線にルキアン選手、山岸選手、ウェリントン選手がいて相手の前線にパワーが出ると思った中で、先ほどおっしゃったように自分中にの葛藤というのはあったのですが、やはり後ろを強くしたいという目的のもとで、あとは勝ちが必要ということもチームとして分かっていたので、そこで5枚という判断をしました」

Q:先ほど望んだ展開ではなかったとおっしゃいましたが、どのようなゲームプランを描いて試合に臨まれたのか、それがうまくいかなかった原因でどこにあったのか、どのように考えていらっしゃいますか?
「実際に自分たちの中にあったプランとしては、後ろを3枚で作った中で相手がミドルブロックを作ると思っていたので、そこを崩していこう、外していこうという意図があったのですが、同点にになったぐらいからルキアン選手が結構前に出てくる、押してくるというシーンがあった中で、ボールを持てなくなってしまったのかなと思っていますが、その一方で、自分たちがしっかりそこを適応して、ジェバリを見つけることによって、相手のセンターバックのところでしっかり勝つことができて、そこで収めることができていました。みなさんのイメージとしてはガンバはボールを持ってプレーしようとするというところがあると思うんですが、しっかり展開の中で適用していくことが今日はできたのではないかと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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