「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第9節 札幌-福岡】「アグレッシブに守備をすることが大事。修正しないといけない」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第9節
2023年4月23日(日)14:03キックオフ
会場:札幌ドーム/12,495人
結果:北海道コンサドーレ札幌 2-2 アビスパ福岡
得点:[札幌]荒野拓馬(5分)、浅野雄也(13分)、[福岡]山岸祐也(51分)、ルキアン(58分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「立ち上がりに2失点して、自分たちの形どころか戦い方に持っていけなかったところは、さすが札幌さん、攻撃の上手なチーム、警戒していたんですが、簡単に失点してしまった。プランが大きくずれた中、少し形も変え人も代えたりしながら追いつくことができました。終盤はどっちが勝ってもおかしくないという状況になったと思うので、十分、アウェイの試合を五分五分に持っていけたかなと思います。ただ前半最初の20分ぐらいまでの内容は、どうにかしないといけないなと思います」

Q:アウェイでの初勝利を目指して来た札幌ですけれどもドローという結果でした。2点のビハインドから追いついて1を取れたのか、それとも勝点を落としてしまったのか、そこはどんなふうにお考えでしょうか?
「トータルでいうと、後半の札幌さんは何が原因か分かりませんが、2点リードで勝っていたから少し力を抑えたのか、パワーダウンしたのか、そういうところがあって、自分たちがさほど良くなったとは思わないんですけれども、それに助けられた中でのゲームだったので追いついたと言うべきだと思います。ただ、さっきも話したように、終盤の5分、10分は五分五分のゲームだったので、自分たちが勝ってもおかしくなかった、そういう試合だったと思います」

Q:札幌さんがパワーダウンしたとのことでしたが、後半にメンバーを代えて4バックにして2点を追いかけましたけれども、その辺の狙いについて教えてください。
「前半の立ち上がりから、ずっと自分たちがボールを取れないでいて、セカンドボールも取れないし、ディフェンディンぐサード、相手のアタッキングサードまで入られるようなことが続いていたので、ずっとではありませんが回数が多かったので、形を変えないとどうにもならないなということも含めて、選手とシステムを少し変えてみました」

Q:今後とも取り組むところというのは変わらないと思いますが、今日の試合を終えられて、次までに特に修正しなければいけないと感じるところがありましたら教えていただけますでしょうか?
「攻撃的なチームに対する自分たちの守備の対応のところですね。受身にならずにアグレッシブに守備をすることが大事だと思います。それが自分たちの考え方です。なので、失点したところで言うと、相手に運ばれて、崩されて、外からという形だったので、そういう形を簡単にやられないように、もう少しその前のところで防いでいけたらなというふうに思っています。そこを修正しないといけないと思っています」

Q:J1に定着してきて、さらに上に向かうという段階で、長谷部監督の中で順をおいてアップデートしいるところに関して、札幌のようなチームと対戦して、その現在地というものは、どのように捉えていらっしゃいますか?
「札幌さんとは勝てなかった、良くて引き分け、そういう相性というか結果が多かったんですけれども、勝つかもしれない、引き分けに持っていけたと、少しそういうふうになってきたのかなというふうに感じています」

Q:そこをもう少し教えていただけますでしょうか?攻守の切り替えや守備のところでしっかりプレーするというのはJ2の時から取り組んでこられていると思いますが、よりJ1で上位に行くために取り組んでいることについての成果みたいな部分はいかがでしょうか?
「成果は出ていませんが、もう少し質のところですね。攻撃の質のところがもう少し上がらないと、今日で言えば3点か4点というところに持っていけたら自分たちの成果になると思います。ただ、それを追うがために、守備のところがおろそかになって2失点しているようでは強いチームではないと思います。私はそういうスタイルです。4-3とか3-2で勝てばいいというよりも、2-0、3-0で勝てるようなチームにしたいなというふうに考えています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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