「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第31節 福岡-神戸】「前半は、先制点を取って自分たちが想定した内容ではいけた」/吉田孝行

2022明治安田生命J1リーグ 第31節
2022年10月1日(土)14:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/10,933人
結果:アビスパ福岡 0-1 ヴィッセル神戸
得点:[神戸]小林祐希(21分)

◎吉田孝行監督(神戸);
Q:試合を振り返って
「まずは遠いにもかかわらず、神戸からたくさんのサポーターが来てくれて、そんな中、勝点3を取れて非常に嬉しく思っています。内容は、前半は先制点を取って、ある程度、自分たちが想定した内容ではいけたかなと思います。後半は、やはり相手も必死でロングボールで押し込んでくるというのもありましたし、ちょっと危ない場面も最後の方はあったかなという印象は持っています」

Q:大迫選手が先制点に絡んで効いていたと思います。スタートから行くというのは、やはり先制点を狙いにいくというところからの起用だったのでしょうか?
「そうですね。もちろん先制点を狙いに行くという狙いもありますし、足の状況も、もう時間制限がなくなったので、スタートでということになりました」

Q:残留争いの直接対決を制して順位を上げました。この勝利の意味はどのように捉えていらっしゃいますか?
「1我々にとっては非常に大きな勝点3だと思います。相手のホームに乗り込んでの一戦だったんですけれど、本当に自分たちが練習から良い準備ができて、その結果が出て良かったなと思います」

Q:先制点は小林祐希選手の初ゴールでした。得点以外のプレーも含めて彼の評価をお願いします。
「まず得点に関しては、クロスに対して飛び込むというのは、彼にもずっと伝えていることなので、意外にヘディングも強いですし、よく取ってくれたなと思っています。あとプレーについてですが、やはり攻撃の面で中盤に厚みを持たせるといいますか、ボールを前に運んでいくために、彼の繋ぎというのが今日は効いていたなと思います。今日は得点も取ってくれたし、そういう繋ぎの部分でも非常に効いていたし、かなり良かったと思います」

Q:最後に福岡がパワープレーにくる中で槙野選手を入れました。時間帯も含めて、その判断についてお聞かせください。
「最初にフアンマ選手が出てきたあたりで、どういう交代をするのかなと見ていたら、そのまま2トップを代えたので、まだ3枚にしなかったんですけれど、最後に三国選手が出てきた時に、これはもうパワープレーだなと思って、3枚でした方が、マキはヘディング強いですからいいのかなというのと、もちろん展開を見ながらなんですけれど、やはり、もう放り込まれる状況だったら中を固めた方がいいなと。できれば放り込まれない状況で自分たちがボール持つとか、もう少し我々が高い位置でプレスをかけられれば、そこまで蹴られないんですけれども、やはりこの暑さですし、最後は守らなければというところで、そっちに針を打ったというところです」

Q:ここ最近はホームでの試合と比較して、ある程度、大迫選手が始めからいるというところで、結構、長いボールを使って、そこから起点を作って攻撃を作っていこうという感じですが、やはり彼の強みを活かした組み立てをしたいというところなのでしょうか?
「もちろん、選手それぞれに特徴がありますので、そういう出る選手の特徴を最大限に活かす。もちろん、自分たちには後ろのビルアップの仕方のベースがあるので、そこからどういうところを選択していくかというところで、サコがいることによってサコがターゲットになりますし、その周りの汰木だったり、武藤だったり、彼らの特徴というのは背後だったり、ドリブルとか、そういうとこもあるので、そういう出る選手の特徴によって、いろいろとバリエーションを出せると、相手も掴みどころが難しいのかなというふうには思っています」

Q:ある程度、福岡が前から取りに来るということも考慮してということでしょうか?
「そうですね。前から来るのと、中盤で引っ掛けてカウンターというのが特徴なので、逆に我々がそれができればいいかなというのもあって、ロングボールからセカンドボールを拾ってという、前半は、結構、良い繋ぎが高い位置でできたんじゃないかというふうに思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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