「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第30節 福岡-清水】「チームももちろん、サポーターの一体感が勝利に繋がった」/村上昌謙

2022明治安田生命J1リーグ 第30節
2022年9月17日(土)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/7,741人
結果:アビスパ福岡 3-2 清水エスパルス
得点:[清水]山原怜音(29分)、[福岡]中村駿(36分)、山岸祐也(42分、49分)、[清水]チアゴ サンタナ(60分)

◎村上昌謙選手(福岡);
Q:2失点はしましたけれどもアビスパらしい試合でした。どのように振り返っていますか?
「まずは勝点3を取れたということが一番大事なところだったので、そこは良かったなと思うとともに、2失点という形になったところで、PKの場面は、その前のところでどう対応すればよかったか、1失点目のところでもディフェンスの対応、自分自身の対応でもう少しできた部分もあったんじゃないかなというのが、ぱっと振り返って思うところなので、そこはしっかりと修正しなければいけません。ただそれ以上に、逆転勝ちは今季初めてということで、苦しい時に前が点を取ってくれたことは本当に感謝していますし、今日のチームのハードワークを見てくださった方々はすごく感じたと思いますが、チームももちろんですけど、サポーターのみなさんとの一体感というのが、この勝利に繋がったんじゃないかなと思います」

Q:村上選手にもいくつものファインセーブがありました。
「僕は止めるのが仕事なので。けれど2失点しているのでそこは駄目だと思いますし、それを反省することと、終わった時にみんなと喜び合えるために90分間戦う、そのために1週間の練習があると思うので、本当にその積み重ねが今日出て良かったなと思います」

Q:監督もおっしゃっていましたが、2失点という結果はアビスパらしくなかったですが、内容と言うところでは、前から行って制限をかける良さが戻って来た印象があります。
「試合の内容的にはアビスパの試合だったかなと思います。やっている中で相手の怖さもあり、ああいう形で失点ししてしまいましたけれども、あまり失点しないというイメージがあったというか、みんなが身体を張れたし、ボールを回されてもプレスに行くし、二度追いもできました。今日は本当に(金森)健志がすごく良かったと思いますし、ルキも良かったし、前の選手がやるべきことをやってくれたので、前向きの状態でボールが取れて、そこからカウンターというのはいくつもありましたから、後ろとしては助かりました。限定ができている中でサンタナ選手には失点しましたけれども、全然やりたいプレーをやらせなかった、清水の攻撃のストロングを出させないようにできたんじゃないかなと僕は思います」

Q:後半は苦しい時間が続きましたけれども、こぼれたボールが全部アビスパに来るとか、非常に集中している様子が窺えました。
「集中もそうですし、一人ひとりの気迫のところもそうでした。また自分たちは失点しないためにどうやるかというのは話していましたし、苦しい時にボールを外に出したり、自分たちのボールを相手に当てて出したり、連続攻撃をさせないように戦えたのはすごく良かったです。試合のリズムを作りながら、こちらのリズムの中で相手を動かして時間を使う、それはできたんじゃないかなと思います」

Q:大事な残り5試合というところで、まずは勝利を収めました。ただ、今日の結果に拘わらず残り4試合も難しい試合だと思います。意気込みを聞かせていただけますか?
「次のリーグ戦は神戸ですけれど、その前にルヴァンカップがありますから、ここに残っている以上、ルヴァンカップも結果を残していきたいですし、そのチャンスが目の前にあるので、まずはそれを2試合戦うということ。そして、リーグ戦は残り4試合になりましたから、そこをすべて勝って、しっかりと自分たちの力で残留を決めること。来年に向けての良い準備できるように、J1で戦う準備ができるように、しっかりと戦いたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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