「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第28節 福岡-名古屋】「最後まで前線の選手が相手に圧力をかけた結果、切れずに戦えた」/長谷川健太

2022明治安田生命J1リーグ 第24節
2022年9月3日(土)19:04キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/4,266人
結果:アビスパ福岡 2-3 名古屋グランパス
得点:[名古屋]森下龍矢(2分)、[福岡]ジョルディ クルークス(21分)、[名古屋]永井謙佑(24分、38分)、[福岡]平塚悠知(57分)

◎長谷川健太監督(名古屋);
Q:試合を振り返って
「こういう試合になると思っていましたので、今日の試合は、前回、磐田に勝ってガンバの試合では非常にぬるくなってしまったので、今日はしっかりとはじめから戦うということで、一番最初にピンチはありましたけれど、そのあと、前回と逆で、ピンチの後にチャンスありではないですが、相手が交錯している間に決めたということは、相手の隙をつくということで、まずは先制できたことが大きかったと思っています。そういう中で、非常に福岡もタフな試合をしてきたというふうに思いますが、最終ライン含めて、しっかりと戦ったと、出所に対してもしっかりとプレッシャーをかけていたので、なかなか福岡の方が良い形で前線にボールを入れられなかった、試合前にはロングボールを蹴らせようと、ロングフィードを出させないで、ロングボールを出させようというような話をして、最後までしっかりと前線の選手が相手に対して圧力をかけた結果、最後まで切れずにしっかり戦えたというふうに思っています」

Q:序盤戦で3点目が入ったところ、かなりバタバタしたというかヒートアップする場面がありましたが、その是非ということではなく、あの展開を監督はどうコントロールするというか、抑えるというか、どういうふうに考えていらっしゃったのでしょうか?
「どちらかといえば名古屋のベンチはそんなに熱くはなっていなかったので、非常に福岡のベンチが熱くなっていたということで、選手たちには冷静にやれという話をずっとしていました」

Q:福岡に1点を取られた後に長谷部監督と話をされた中で、永井選手が1点を取ったわけですが、監督同士ではどのような話をされていたのでしょうか?
「『ボールを返す』ということを前島選手が言っていて、長谷部監督も返せという指示を出していたと。ただそれが、スタジアムの声援で届かなかったと。前嶋選手も投げようとはしていたんですが、それをルキアン選手が『何でだ?』という形で始めたという経緯で、長谷部監督には『それはないだろう』という話をしました。指示は出したけれども聞こえなかったので、1点を名古屋の方に献上しますということを言っていたので、選手たちにはそういう話をしました。少し興奮して、なかなか伝わらなかったと思いますが、最終的には長谷部監督の判断ということになったのではないかなと思います」

Q:監督がおっしゃる通り、今日は強度の高い試合ができたと思います。その辺りの出来というか、強度の部分についてはどのように評価されますか?
「前節がガンバ大阪で、強度の部分で大阪に負けていたので、福岡も状況が状況なので非常に圧をかけてくるだろうということで、福岡が日程的にタイトなのは分かっていましたが、そうは言っても、長谷部監督が選手をローテーションしながら非常にうまくコントロールするチームではあるので、決して油断することなく、圧をかけてきた時にもしっかりと弾けると。また弾くだけではなくて、つなぐところはつなぐということが前半できて、それが3得点につながったのではないかなと思っています」

Q:今日は個別にもいいプレーはたくさんあったと思うのですが、特に後半35分あたりの藤井選手がジョン マリ選手に抜け出されそうになった場面で、激しく競り合って、身体を張って止めたところはすごく良いプレーだったと思います。あの場面、監督はどのようにご覧になっていましたか?
「そうですね、もうやられたかなと思ったんですが、頭で何とか掻きだしたみたいな形で、陽也もああいうところがだんだん強くなってきたのかなというふうに思っています」

Q:監督のおっしゃる集中力というところも、最近の試合は頑張って切らさずにやっていると思います。そういう頼もしさというところはいかがでしょうか?
「まだまだ経験値という部分では足りない部分はあると思いますが、シーズンが進むにつれて頼もしいプレーをしてくれるようになってきたと思います。今日も、陽也が最後にああいう形で対応しなければやられてもおかしくないシーンだと思いますので、よく身体を張って防いでくれたというふうに思っています」

Q:3点目のシーンについてお伺いします。仙頭選手が粘って相馬選手に預けてという形でテンポ良く繋いだゴールだったと思います。マテウス選手が不在だったという状況で、監督としてはどのようにご覧になっていたでしょうか?
「試合前のオンラインの取材でも、マテウスがいない分、コンビネーションで、連携の部分でということで、今週は時間もあったので、そういうところも含めて準備ができたというところは大きかったというふうに思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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