「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第24節 福岡-G大阪】「まだまだチームが通らなければいけない道なのかなと思っている」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第24節
2022年8月31日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/4,266人
結果:アビスパ福岡 0-1 ガンバ大阪
得点:[G大阪]パトリック(90+4分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「悔しい敗戦になってしまいました。似たようなゲームが過去にもあったんですけれども、同じような形になってしまったのは采配ミスというところがあったのではないかと反省しています。ただ選手を信じて交代で投入するということと、惜しい場面を作っていたという意味では、最後の勝負に負けてしまった。振り返れば、あそこで止めるとか、入れておけばとか、そういうことはあったと思いますが、これもまだまだチームが通らなければいけない道なのかなと思っています」

Q:惜しいシーンもあったと思いますが、なかなかプレスがはめられなかったところとか、引いて守っている相手を崩せなかった、攻守にわたって良さが出せなかったゲームだったと思います。その辺りで、どのようなところに要因があるというふうにお考えですか?
「自分たちの良さを出すために、いくつか、ミーティングと練習と合わせて来ていましたが、それを出さずしても、少しボールを前に運べてチャンスになりそうだというふうに思っていたので、大きくいじらなくてもというところで言うと、シュートも打てていましたし、チャンスもゼロではなかったので、これまでのゲームを振り返ると、そんなに何もできなかったかというと、そうでもなかったと思っています。決めきるというところまでは行けていないので、結局、大きなチャンス、決定機というところを、もっと作らなくてはいけないなというふうに反省はしておりますが、まったく何もできなかったとは思っていません」

Q:あまり言いたくない話ではありますが、下との差がほとんどなくなって、上というよりも、まずはここから抜け出すということに目標が変わると思います。その辺りで、どんなことを大事にしたい、あるいは選手どんなことを伝えたいとお考えですか?
「自分たちの立場を、いい緊張感を持ってこの戦いに挑んでいけるように、決して逃げることなく、自分たちがぶれることなくやっていきたいなと思います。というのは、やはり人間って弱いなというところが、今日も何ヶ所かあったんですけれども、そういうところでチームで色を合わせて、絵を合わせて進んでいきたいなと思います。決して後退するのではなくて、結果は負けましたが、自分たちは進んでいるんだということを選手たちとスタッフと共有して、中2日ですが、次の試合に向かいたいと思います」

Q:前の2試合では前半の早々の失点という中で、前半に失点しないようにというところは気をつけられていたと思いますが、前半は、結構パワーを使っていた場面が見られました。前半の戦いぶりと、それを受けた結果というのはどのように感じていらっしゃいますか?
「前半もそうですけれど、チャンスがあったときに点数を取らないと、ゲームとしてはこういうゲームになり得るということは学ばなければいけないし、みんなも分かってはいるんですけれども、そこは実行できなかった、そんなふうに思います。試合を計算して、前半飛ばさないで、じゃあ後半に力を出そうかというチームではないです。前半からアグレッシブに自分たちができることをやっていく、そういうスタイルですので、疲れたら交代、そんなふうにも考えていますし、選手全員を信じて、11人だけじゃなく、交代選手、今日はメンバー入らなかった選手も含め出番を待っているので、そんなふうに思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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