「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 YBCルヴァンカップ準々決勝#1 神戸-福岡】「交代選手も含めて全員が良くやってくれた」/長谷部茂利

2022Jリーグ YBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦
2022年8月3日(水)19:03キックオフ
会場:ノエビアスタジアム神戸/5,647人
結果:ヴィッセル神戸 1-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]ジョン マリ(44分)、ルキアン(58分)、[神戸]大迫勇也(90+9分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「上出来でした、アディショナルタイムまでは。最後、やはり詰めの甘さだとか、コンディション不良を数多くの選手が抱えていた中でベストを尽くしましたが、最後は素晴らしい得点を与えてしまった。この失点が我々のホームゲームの時にトータルでどうなっていくかという意味では非常に大事な1点だと思うので、詰めの甘さがあったと思います。そこをもう一度、選手たちと詰めてゲームに挑みたいと思います」

Q:最後の失点はもったいなかった感じもありましたが、90分間を通して狙い通りというか、限られた環境の中で、一人ひとりがやれることを全部出した、そんな印象があります。
「その通りですね。元々、自分のポジションがDFあったり、FWであったり、MFの選手が少なかった中で、今日の立ち位置を採用しながら、自分たちがどうやったら相手に対してどうにか戦えるのかという、そういう選択をした中で、今日の選手たちの立ち位置になりました。本当におっしゃった通り、自分たちの力を出せたんじゃないかなと思います。ただ、守備する時間が長いし、カットボールを前半は繋げなかった場面が多かったので、あの辺をもう少し良い時の我々のような形を出せれば、もっともっと良い形が出せたのではないかと思います。2-0にできたこと、そこからの1失点はいただけませんが、非常に良かったと思います。交代で入った選手も含めて選手全員が良くやってくれました」

Q:ジョン マリ選手が1ゴール1アシストと全得点に絡みました。得点力アップを期待しての獲得で、その期待通りのプレーでした。
「見ての通り、みなさんに驚きを与えるようなプレーができます。ボールを扱う技術や身体の強さ。おそらく本人は身体が強いとか抜きん出ているとは思っていないと思いますが、日本の中では抜きん出ていますね。そういうところを使いながら、素晴らしいシュート、素晴らしいアシストだったと思います」

Q:限られた選手の中で、4バックではなく3バックを選択したというは何か意図があったのでしょうか?
「最後に失点してしまいましたが、日本を代表する選手、世界を代表してきた選手が相手ですから、68mを4人で守るのは難しいんじゃないかという判断の中で、ディフェンシブサードに入った時は5枚になることが多かった。そういう立ち位置を選手と共有してプレーしてもらいました」

Q:今日は勝ちましたけれども、控え選手を4人で戦うというのは、怪我も含めて危険な状況になることもあるかと思いますが、これでやらざるを得ない状況を監督はどのように思われていらっしゃいますか?
「一番は選手の身体のことが気がかりでありますし、最低でも選手数を揃えた状態、5人の交代枠ですから、最低でも5人であったり、良いプレーを見せられる状態で試合に挑みたい。それは見に来ていただいている方、またカメラ越しに見ていただいているファン、サポーターの方、試合を見ている方々に、時々上手だったり、時々下手だったりしますけれども、我々は良いプレーを見せなくてはいけないんですけれども、それを良い状態で見せられないというのが・・・。現状、コロナ禍のガイドラインの中での規定だと思うので自分たちはやるだけですけれども、特に選手は怪我と隣り合わせで、どうなってもおかしくないような状態ではあると思います。我々の今日のゲームだけではなく、これまでも(同じような試合が)何試合かあったと思うので、そういうところをリーグの方で少し考えていただいて、変更等があれば、さらに良いリーグになっていくのではないかなというふうには思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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