「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第18節 福岡-広島】「形を変化させて挑み途中までは良かったが結果的には良くなかった」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第18節
2022年6月25日(土)18:33キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/8,000人
結果:アビスパ福岡 1-3 サンフレッチェ広島
得点:[広島]満田誠(28分)[福岡]渡大生(37分)、[広島]ドウグラス ヴィエイラ(77分、86分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「2失点目を喫するまでは良い戦いができていたと思うのですが、自分たちの形を少し変化させて挑んだ途中までは良かった、けれど結果的には良くなかった、そんなふうに思います。選手たちは非常に機能して、お互いがつながって、攻守にわたっていいプレーがあったと思うのですが、失点が3、得点が1という結果につながったのは、本当に選手たちも私も悔しいです。ただ、広島さんは非常に良いチームでした。上手でした。強かったです。そういう意味では、いろんな面で相手に勝られたなという気持ちもあります。次に対戦があるかどうか分かりませんが、もう一度対戦することができたら、一つでも、二つでも勝れるように、結果で勝れるように、それを望んでいます。今日は残念な結果に終わりました」

Q:守備は決して悪くなかったと思いますが結果として3失点。これをどのようにご覧になっていますか?
「自分たちのミス、順応性に欠いたプレーも含めて、やはり3失点はいただけない。1失点はあの強いチームに対して仕方がないという想いもありますけれども、なくせるというか、しなくていい失点だったと思います。ただ、選手たちがトライしている中での失点だったと思いますし、何も考えずにやられたというよりは、その場面、場面で選手たちが判断してプレーしようとしてくれているので、当たり前のことですけれども、そこに判断ミスがあったり、プレーのミスがあったりということでした。そこは簡単には治りませんし、得点を取るところ、失点のところは修正が難しいのですが、修正していかなくてはいけないと思っています」

Q:今日は非常に縦パスが増えたというところと、ボールを奪った時にブラインドサイドで突破していくというケースが、いつものゲームよりも多かったのかなという印象があります。その辺りは少し変わってきたということでしょうか?
「立ち位置を少し変えたことで、そういうボールが入りやすくなったこと、また相手と近い距離に人がいるので、そこから手前だったり、脇だったり、背後だったりというところが出しやすいというところがあったと思います。立ち位置の問題が大きく影響していると思います」

Q:渡選手が今季リーグ戦初出場でした。古巣戦、誕生日、いろんな意味があっての試合だったと思います。起用の理由を教えてください。
「コンディションがやっと戻ってきたというところと、もともと今日見せたようなああいうプレーができる選手ですから、それを期待してスタメンで起用しました。天皇杯でも得点を取っていますし、良いゴールでしたし、偶然ではなくて必然で取っていたので、今日も取るんじゃないかなというところでした。誕生日のところは得点を取ってそういうゲームにしてあげたかったんですが、そこは残念ですが、プレーそのものは良かったと思います」

Q:広島のプレーが素晴らしかったということでしたが、特に素晴らしいと感じた部分はどういったところでしょうか?
「やはり抜け目ない、勝負にこだわれている、またキャプテンを筆頭にディフェンスラインの3CBは非常に堅いというか、攻守にわたって活躍していると思います。それだけではなくて、出ている選手全員の絵が合っていますし、一つひとつのプレーがつながっていて、得点も取れるし、失点はしないしというように見えます。非常に良いチームだなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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