「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第4節 柏-福岡】「最後のパス、プレー、シュートの質のところで追いつけなかった」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第4節
2022年3月12日(土)16:03キックオフ
会場: 三協フロンテア柏スタジアム/ 6,316人
結果:柏レイソル 1-0 アビスパ福岡
得点:[柏]マテウス サヴィオ(29分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「失点のところは、ある程度、把握していた中での失点になってしまいました。防げる場面だったのにというプレーだったと思う反面、素晴らしいシュートだったと思います。相手のシュートは素晴らしかったと思います。逆に自分たちは得点を取れず、あれだけチャンスを作って、最後のパス、最後のプレー、もしくはシュートの質のところで追いつくことができなかったなと、そういう印象です」

Q:追いつく機会もありましたし、その時間帯によっては勝機もあった試合だったと思います。何か大きく変える必要はないと思いますが、ただ結果として4戦勝ちなしというところで、どんなことを大事にしていかなくてはいけないとお考えですか?
「自分たちの軸ですね。しっかりとやれていることを継続してやり続けること。また足りないところで言うと得点のところですね。そこへのアプローチを常に続けて、これまでも続けていますが、そこからさらに結果につながるように、得点が取れるように、選手たちと高めていきたいと思います」

Q:選手たちも、やれているけれども勝てないというところでモヤモヤしたものもあるのではないかと思います。どんな声をかけられたのでしょうか?
「いま言ったことと同じようなことを伝えています。それは今回のゲームだけではなくて、サッカーでは一番難しいプレーですね、点を取るというところ。パスをつなぐとか、走るとかは、比較的できると思うんですけれども、そこの質を上げるというのは大変な作業ですが、それがないと勝点3は、勝利は簡単には取れません。でも、その手前までは来ていますし、チームとしての方向性は非常に良いものを出している、ベクトルは出ていると思いますし、エネルギーもパワーも出ていると思いますので、決して間違っていないんだよというのは、選手も、スタッフも、みんな把握しています。1試合で結果が出なかったからどうこうとはまったく思っていませんし、継続して自分たちのやっていることを信じて、まっとうして、軸ぶれせず、次こそ勝つぞという気持ちで、選手にも、スタッフにも伝えて一つになっています。あとは得点と勝点だけです」

Q:失点シーンですが、監督がおっしゃったようにシュートは素晴らしいものでしたが、失点するまでの時間帯は、トップにボールが入った時に、ちょっとバタバタしているなという印象がありました。何か問題がありましたか?
「バタバタしてはいなかったんですけれども、セカンドボールを拾えなかったということで相手が優勢になったのかなというところと、少し引きすぎたというわけではないんですけれども、ファーストディフェンスから自分たちが機能していくというところが、はまりがちょっと悪かったところがありました。非常に良い時もありましたから、その落差が良くなかったというように感じたんだと思います。あの場面で言えば防ぐ方法はありました。選手たちにもハーフタイムに同じ形でやられるなと言いました。分かりきったやられ方でした」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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