「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】前寛之/「コミュニケーションを取って良い時間を過ごして開幕を迎えられるようにしたい」:【アビスパ’s Voice】

内容:練習後の共同囲み取材
日時:2022年1月24日(月)
場所:ZOOMによる

◎前寛之選手;
Q:キャンプ2日目が終わりました。ここまでのチームの雰囲気とかご自身のコンディションとかいかがでしょうか?
「チームのことに関しては、まだ2日目ですけれど雰囲気もすごく良いですし、もう実戦的なトレーニングというところも積んで、お互いがお互いの特長を知り合う時間だったり、要求し合えるシーンというものもできているので、雰囲気が良いことに加えて良いトレーニングができているなというのは感じます。自分自身のコンディションに関しては、オフシーズンにそれなりに作ってきたものがあるので、十分、今の状態で言えば良い感じに身体の方も仕上がっているなというような感覚はあります」

Q:今年も前選手がキャプテンを務めるということをクラブの方から伝えられましたが、キャプテンを引き受けたことについての気持ちを聞かせてください。
「今年もやらないかという話があって、やりますということで答えたんですけれども、昨年、一昨年とキャプテンをやって成し遂げてきたものがありますし、今年も8位以上を目指すというクラブの目標がある中で、個人にとっても、クラブにとっても、今年も大きなチャレンジに変わりはなく、そのチャレンジの先頭に立って、そういったものを成し遂げていきたいというような想いもあるので、引き受けることを決めました」

Q:ちなみに伝えられたのはいつ頃だったのでしょうか?
「シーズインして何日かトレーニングをした後に、福岡の方で伝えられました」

Q:キャプテンとして迎えるキャンプについての過ごし方と、どうやってチームをまとめていくかという部分について教えてください。
「開幕までに、どれぐらいチーム力として高いレベルに達することができるかというのが大事ですし、そのためのキャンプだと思います。去年いたメンバーにプラスして新しい選手も加わって、そういった選手たちは、また一段クラブのレベルアップの手助けをしてくれるような選手だと思うので、しっかりと準備して、いいコミュニケーションを取って、いい時間を過ごして開幕を迎えられるようにしていきたいなと思います」

Q:昨シーズンチームとして戦ってこられた中で、いろいろと感じられたところもあるかと思いますが、ご自身のプレーで、その経験を生かして高めていきたいなと考えていらっしゃるところを教えてください。
「攻撃のところでは数字にこだわっていきたいというものがあって、今年は5得点というところを自分自身の目標に決めたというところがあります。また守備ではスタッツというものはあまり注目されないんですけど、自分がボールを奪い切る回数であったり、取れるところで取り切るというスタッツというものは、昨年よりももっともっと高めていきたいなと思います」

Q:数字の部分にこだわっていきたいというふうに感じられたのは、どういったところからそういう考えになられたんでしょうか?
「ボランチの選手の中で、僕はどちらかというと守備的なタイプではあるんですけど、そういったボランチの選手の中でも得点を決めている選手はたくさんいますし、数字を残せるからこそ評価される世界でもあるので、今まで少し曖昧にしてた部分を数字として出すこと、しっかりと目標をこういうところで話すということも含めて、自分自身の中で決めました」

Q:今シーズンは守備の強度、質を上げていくという目標の他に、特に重点が置かれているのが攻撃力アップのところだと思います。そのために、前選手がチームのテーマとして挙げたいところ、あるいは課題として取り組みたいところというと、どんなところになりますか?
「ざっくり話すと、成功率を上げないと得点になる回数、チャンスになる回数というのが上がっていかないので、ゴール前でどれだけパスの成功数、成功率を増やせるかというところは大事なポイントなのかなというふうに思います。どういったシチュエーションで、どういうクロスを上げていくかというところにも目を向けて取り組んでいかなければいけないのかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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