「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 天皇杯2回戦 福岡-鹿児島】「J1との力の差というものを見せつけられた試合になった」/大島康明

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦
日時:2021年6月9日(水)18:00キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/1,224人
結果:アビスパ福岡 6-0 鹿児島ユナイテッドFC
得点:[福岡]杉本太郎(34分)、ジョルディ クルークス(66分)、山岸祐也(71分)、ジョルディ クルークス(75分)、山岸祐也(78分、90+3分)

◎大島康明監督(鹿児島);
Q:試合を振り返って
「サッカーというのは90分+アディショナルタイム、トータル1試合というもので結果が出るという中で、結果的に0-6という結果になったということは、本当にJ1との力の差というものを見せつけられた試合になったのではないかと思います」

Q:前半は互角の試合で攻撃のリズムも作れていたと思いますが、前半の振り返りとしてはいかがですか?
「ゲームの入りに関しては、ミーティングではファーストシュートを必ず自分たちが打つということを明確にして入った中で、一つ自分たちが打てたと。チャンス自体もいいものが作れたと思います。ただ、そういったところを決めきる、決めきれないという部分で、90分終わった後の試合の展開というものが大きく変わるのがサッカーというスポーツなので、前半だけという考え方はなかなか難しいかなと思います」

Q:前半に1失点して、後半に立て続けに4失点、そして最後にも失点という形でしたが、失点シーンについては全体的にいかがでしたでしょうか?
「2失点目は自分たちのつなぎの中からのミスから生まれたものですけれども、ああいったものが自分たちのつないでいくサッカーの中での急所になるというのは理解しています。ただ、そこの精度を上げていくという作業と、相手との兼ね合いというものはこれからのトレーニングで、もっともっと高めていければと思います」

Q:前半早々に木出選手が怪我で交代になりましたが、痛手というか、そういうところはあったのでしょうか?
「そうですね。もちろん、(木出)雄斗が負傷退場したというところは痛手というか、残念なところではあります。連戦の中で、今、怪我人が多いので、SBのところに選手が少ない中で、彼の怪我というのは、正直、痛かったです」

Q:そのあと、濱口選手であったり、野嶽選手だったりがカバーしていらっしゃったと思いますが、そこからの戦いぶりはいかがでしたでしょうか?
「(野嶽)惇也に関しては、去年SBをやっていますし、(濱口)功聖は初めてSBで使ったという形にはなるんですけれども、彼らの特長、良い部分は見られましたが、SBとしてどうなのかというのは、今ではなく、落ち着いて我々スタッフもしっかりと見極める必要があるのかなと思います」

Q:日曜日にはリーグ戦の沼津戦が控えています。意気込み、修正点を教えてください。
「一つは得点を奪うという部分、最後の部分は課題だと思います。もう一つは、90分+アディショナルタイムを含めて、最後に勝ち切るということですね。最初にチャンスを作って良かったけれども、結果は負けたというゲームにならないように、メンタルも、チームオーガナイズも含めて、今の選手たちと作っていかないといけないなと思っています」

Q:0-6の敗退となりましたが、リーグ戦でもよく見られるセットプレーでの失点とか、クロスボールからの失点が、今日は目立ったように思いますが、監督はどのようにご覧になっていましたか?
「セットプレーのところは、正直、多い部分ではありますし、クロスのところも同じですね。横から入ってくるボールへの対応というのは、本当に突き詰めてやっていく必要があるのかなと思っています。特にセットプレーのところは、試合の流れに関係なく点が動くので、そこで流れを持っていかれるというのをなくさないといけないと我々も感じていますので、連戦の中、短い期間でどれだけやれるのかというところに取り組んでいきたいと思います」

Q:先ほどの言葉の中にJ1との力の差を感じたというものがありました。具体的ににどのようなところに感じられたのか教えていただけますか?
「最後に決めきる、決めさせない、そしてトータルとして最終的なスコアで上回るという部分の、したたかさであったり、ゲーム巧者というところは、僕自身痛感した部分ですね」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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