「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第5節 福岡-鹿島】「最後の最後で得点することができた。非常に良かったと思う」/長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ 第5節
日時:2021年3月17日(水)18:03キックオフ
会場: ベスト電器スタジアム/4,510人
結果:アビスパ福岡 1-0 鹿島アントラーズ
得点:[福岡]金森健志(85分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日は入りのところで失点をせず、前半のところを無失点で抑えて、ハーフタイムで一つ階段を登ったと伝え、0-0で推移する中でどこかで1点を取ろうという話をしました。また、鹿島さんに1人退場が出たことによって、もっともっと自分たちが効率よくボールを動かしてシュートまでいく形をとハーフタイムに指示を出しましたが、上手く相手をはがすことができなかった中で、最後の最後で得点することができました。非常に良かったなと思いますし、これが勝負だなと思います。またデュエルのところ、セカンドボールの取り合いであったり、球際の部分であったり、そういう部分では多くの回数負けていたので、そこはまた我々の課題かなと思います」

Q:今日の試合をケネディ選手の1トップでスタートさせたというのは、どのような狙いがあったのでしょうか?
「彼の持っているFWとしての能力をチームに提供してくれということでした。守備面も、攻撃面も、両方とも彼はいいものを持っているので、そこでセットプレーも含めて点数が取れたらなということと、守備のスイッチを入れてくれたらなということでやってもらいました。久しぶりのFWでしたけれども、よくやったと思います」

Q:ケネディ選手をどのように活用したいというプランがあって、実際にトライしてみて、この展開を見て、評価と今後のオプションの使い方として、どのようにしていきたいのかを教えてください。
「ひとつは高さのところ、またポストプレーと背後に抜ける動きと、両方とも彼は分かっているので、そこを効果的に使いたいなというふうには思っていました。回数は少なかったと思います。ただ、退場になったシーンなどは、彼の足の長さであったり、感性でスペースを取ったと思いますが、あれは狙い通りというか、あそこへ出ていこうという、スペースでもらおうという話はしていたので、そういう意味では、彼も理解してくれて、いいタイミングで入ってくれました。レッドかどうかは私が判断することではありませんが、カードであることは間違いないと思います。そういう意味ではよくやってくれたと思います。あとはヒールとか、トリッキーな落としとか、何回か上手くいっていましたけれども、ああいうプレーをもっと確実にしてポストプレーを成立させるとか、ゴール前でクロスにちょっと間に合わなかったシーンもあったので、FWとして得点に絡む、シュートに持っていったり、持っていかせたり、そういうプレーがもっと出たらいいなと思います」

Q:いろんなところに違いであったり、課題であったりは残ったと思いますが、今日の勝負を勝つという意味では、ケネディ選手のワントップから始まって、交代の時間帯、交代の選手、役割というところで、思い通りに進めたのではないかと思いますが、その辺りはどのように感じていらっしゃいますか?
「思い通り、プラン通りではありましたけれども、レッドカードが出るというのはプランには入っていませんし、球際で負け続けたというか、相手の方が素晴らしかったというところは想定外でした。時々勝つ、引き分以上ということを繰り返していかないとゲームとしては苦しくなっていくのかなと感じています。ただ、交代で出た選手、そして、それまでにプレーした選手も役割を全うしてくれて、チームの勝利に貢献してくれたと思います」

Q:J1では初めての無失点試合になりました。これについては、どのように評価されていますか?
「結果だけを見れば我々らしい結果になったと思います。ただ、セットプレーも含めて、被シュートも含めて、ある意味、だいぶ攻められたと思います。その前の止めるべきところで止めなければいけないし、人数が我々の方が1人多いにも拘わらず、シュートまで持ってこられている、CKも何回も取られているというところでいうと、本当にそこは修正しないとウノゼロという勝ち方は難しいのかなと思います」

中倉一志=取材・構成・写真

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