「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J2第17節 福岡-山口】「多くの場面でいいアグレッシブが出せていた」/前寛之/木戸皓貴

2020明治安田生命J2リーグ 第17節
日時:2020年9月5日(土)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/1,692人
結果:アビスパ福岡 2-0 レノファ山口FC
得点:[福岡]遠野大弥(21分)、木戸皓貴(65分)

◎前寛之選手(福岡);
Q:公式戦のピッチは約1か月ぶりだと思います。久しぶりにピッチに立った今の率直なお気持ちを聞かせてください。
「いろんなことがあったので、そういった期間に考えたことや感じた想いをピッチの中で表現できたのがすごく嬉しかったです」

Q:試合を外からしか見ることができず、チームも勝てない状況が続き、つらい想いもあったと思います。そういう意味で、ピッチに立つにあたって、プレー面で具体的に意識されていたこと、そして、ご自身のパフォーマンスについてどのように感じているか、2点について教えて下さい。
「連戦が続いていて、その中でクラブとして求めている結果ではない結果があったので、僕が入った時に何ができるかというところで、自分の長所を出してチームを助けることを考えて今日はプレーしました。まだコンデイションも100%ではない中だったので交代もありましたし、プレー内容としても、まだまだ上げていける部分は多かったのかなというふうに、今日の出来を自己分析しています」

Q:チームも課題はまだまだありますが、最近の試合と比べると、アグレッシブさや積極性が見えた試合だったと思います。そこはどのように振り返っていますか?
「アグレッシブという言葉がありますけれども、どういうところでアグレッシブさを出すかというところは、攻守においても考えなければいけない部分で、すべてにおいてアグレッシブが正しいかと言われたら違うと思います。そういった意味では、多くの場面でいいアグレッシブが出せていたのかなと思います」

Q:今日はピッチを去るときに非常に大きな拍手が起こりました。改めて、どのような想いで、あの拍手を受けていましたか?
「試合前からも大きな拍手をもらい、途中交代ながら大きな拍手をもらって、すごく嬉しかったです。率直に嬉しかったです」

Q:連戦が続きますけれども、どんな形でこの連戦を乗り切っていきたいですか?
「どれだけ勝点を取っていくのか。1位、2位、3位のチームと差がありますし、追いつくためには、この連戦でなるべく縮めないといけないと思うので、ターンオーバーもあると思いますけれども、自分が出る試合で勝点3が取れるように頑張っていきたいと思います」

◎木戸皓貴選手(福岡);
Q:昨日も囲み取材の時に、どんなポジションでプレーするにしても、得点を取って貢献したいとおっしゃっていましたが、まさにその通りになりました。まずはゴールシーンを振り返ってください。
「途中からというところで、1-0の状況だったんですけれども、もう1点とってチームを楽にするというか、もう1点取ったら、ほぼ勝ちにつながるようなゲーム展開だったので、まずはゴールを意識して入りました。ファーストプレーで自分のところにこぼれてきたのですが、ああいうところにいることが大事だと思うし、本当に練習からやってきていることが出たので良かったと思います」

Q:先制点も、2点目も、多くの人が絡んで、ボールも動いて、これまで得点力に悩んでいたのとはまったく違う形で、非常にいいゴールでした。積み重ねの結果だとは思いますが、今日、攻撃が活性化したのは、どこに要因があったと思いますか?
「攻撃自体は毎試合いい部分が何回か出ている中で、それが得点につながっていない、得点できずに失点して負けるという試合が続いていましたが、いい守備からいい攻撃に入れて、なおかつ、主導権を握りながらいい時間帯に得点が取れたので、チームとしても、ひとつ落ち着く時間帯というのができて、前の試合と比べても、余裕を持ってプレーできているなと感じました。こういう試合をベースにすれば、もっと得点を挙げるチャンスも生まれると思うし、攻撃面でのアグレッシブさというものをもっと見せていけたら、2点だけではなく、3、4点取れる力はあると思っています。今日の試合で自信にもなったと思うので、いいベースができたのではないかなと思います」

Q:得点を取るというのは木戸選手自身の課題でもあると思いますが、昨日もおっしゃっていた通り、このゴールで自信が付いて乗っていけるのではないかと思います。サポーターは去年以上のゴールを期待していますが、その辺りはいかがでしょうか?
「僕の周りの若い選手が点を取ったので、この連戦でどれだけ取れるかというのを自分の課題にして、危機感を持って試合に挑みましたが、早い段階で1点取れたので、それは自信につながると思います。やはり、まずチームが勝つことが一番ですけれども、昨日の取材でも言った通り、その中でゴールでチームに貢献できたというのは自信につながりますし、まずはゴールを取るところを意識しながら、なおかつ守備だったり、監督が求めることを徹底してやれば、おのずと結果というものが付いてくると思うので、そういうところ徹底してやりたいと思います」

Q:木戸選手が入る前後から、フアンマ選手をターゲットにして、シンプルにボールを預けるようになったと思いますが、入るときに監督からは、どのような指示を受けていたのでしょうか?
「1-0で勝っていたので、まず守備のところを助けてあげてということと、攻撃は今日だけではなくてゴールというものを求められている中で、僕はシュートを持っているのでその特徴を出してくれということでした。前半からサイドバックがクロスを上げるシーンがあって、非常にいい形でシュートまで行けているシーンもあったので、僕もスムーズにあの位置に入れたし、みんなで連動してボールを運べたので、みんなに感謝しているというか、ああいうシーンをどんどん増やしたいなという気持ちです」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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