「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J2第14節 栃木-福岡】「連敗中での勝利、良しとしたい。選手たちはよくやってくれた」/長谷部茂利

2020明治安田生命J2リーグ 第14節
日時:2020年8月23日(日)18:03キックオフ
会場:栃木県グリーンスタジアム/1,875人
結果:栃木SC 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]エミル サロモンソン(17分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「前半は自分たちの流れ、時間帯もあったと思いますが、その中で得点を取ることができた、もしかしたら退場だったのではないかなというようなファールだったと思うんですけれども、得点につなげることができました。シュートは素晴らしかったと思います。また後半に関しては、前に力を、勢いを持ってきた栃木さん対して、最後は少しシステムを変えながらしのいだという試合でした。改善すべき余地は大いにあり、特に攻撃のところはシュートの本数が少ないし、もっともっとできると思いますが、今日のところは連敗をしていた中での勝利だったので良しとします。選手たちは本当によくやってくれたと思います」

Q:後半は苦しい戦いながらも逃げきれた試合でした。守備が最後までしのぎ切れた一番の理由と、初先発ながら貢献してくれた松本選手の評価をお願いします。
「2試合続けて最後に失点して敗戦していましたが、リードしていた中での守り、またシステムも少し変えてということだったので、メンタルもそうですし、守り方も少し違うので、そういう意味では守りやすかったんだと思います。また松本に関しては、中央でのいいスペースマークだったり、ボールに対応するポジションなど、いろんなことを考えてプレーしてくれたと思います。攻撃というか、ボールを少しでも彼に集めて、彼からの配給だったり、そういうことも望んでいましたが、今日のゲーム中ではなかなか彼の良さが出し切れていなかったなという意味では、改善の余地があると思っています。ただ、チームとしても、彼個人としても、非常に良かったと思います。もっと良くなります」

Q:攻撃のところにも関わってくるところだと思いますが、特に後半、弾き返してはいましたが、セカンドボールを拾えずに、栃木にどんどん放り込まれてボールを持つ時間がなかったと思います。あのあたりの守備の改善が攻撃の改善につながるように思いますが、あの守り方、攻め方という点については、監督はどのようにお考えでしょうか?
「おっしゃるように攻撃、守備がリンクしているという考えはそのままです。ある意味、右サイドから攻撃してシュートに結び付けられそうな場面がいくつかあったと思うんですけれども、ああいうところで、GKに弾かれて入らなったけれどもCKを取ったりというような流れというんですかね、ボールを失うにしても、自分たちでミスして相手ボールになるのではなく、相手の好セーブであったり、いい守備、大変な思いをして戻ってきた選手に守られたとか、そういうふうにして自分たちの流れに持っていくことが守備のところにつながってくると思います。守り一辺倒ではいつかやられると思います。掲げている言葉はアグレッシブということで、アグレッシブに攻めたのか、アグレッシブに自分たちが組み立てられたのか、そういう意味では今日は物足りなかったと思います。ただ、今日のゲームに勝つために何を選択するのかという意味では、優先順位は相手の勢いを受けないということで、そういう意味では、あまり受けていなかったのかなと思います。後半、長いボールを入れられてセカンドボールを拾えない、そういう形にはなったと思いますが、競り合いのところでは負ける回数は少なかったと思います。五分五分以上を保っていたと思いますし、セカンドボールを拾われたのは、背後ではなくて我々のディフェンスラインの前でした。最後の時間帯にシステムを変えて、セカンドボールを拾われることを分かっている中でのプレーでもあったので、改善の余地はありますけれども、まずまずだったと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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