「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 天皇杯3回戦 清水-福岡】「一瞬の隙を見せてはいけなかった」/ミコルタ/村田和哉/田邉草民

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会 3回戦
日時:2019年8月14日(水)19:00キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/2,265人
結果:清水エスパルス 0-1 アビスパ福岡
得点:[清水]楠神順平(25分)

◎田邉草民選手:
Q:試合を振り返って
「ピンチは失点シーンだけだったと思うんですけれども、でもあれを決めきるというのはレベルが高いチームだなと思うし、僕たちも、ああいう一瞬の隙というか、そういうのは出してはいけなかったですね。ここのところのリーグ戦では堅い試合ができているし、今日も大崩れするということはなかったし、我慢して守備もしっかりやっていたので、ああいう一瞬のスキを見せてはいけなかったですね」

Q:ホームで勝たなければいけないというところが、逆に気負いのようなものになっているのではないでしょうか?
「そういうふうには思っていないですけれども、もしかしたらあるのかもしれないですね。でも、こんなにホームゲームで勝てなくても、ファン、サポーターのみなさんが応援してくれているので、ここで勝てば大きな力になると思うので、早くリーグ戦に勝って、いい雰囲気を作り出したいですね。ホームで勝てるとなったら自分たちにとってアドバンテージだと思うので」

Q:今日は先制された後も、ラインの位置を変えずに、そこからカウンターを狙っていくという感じでしたが、あれは狙い通りだったのでしょうか?
「そうですね。いま5バックで堅く戦っていて、守備は安定してきているので、1点取られたからといって変えることはないし、0-0で行けば後半にチャンスがあると思っていたし、選手の中ではそういう話をしていました」

◎ミコルタ選手;
Q:長い時間プレーするのは久しぶりになりました。今日の試合を振り返ってください。
「チームとしては1試合を通してすごくいいプレーができたかなと思います。対戦相手はJ1のチームでしたけれども、自分たちでボールを持つ時間も作れました。その中で相手がワンチャンスをものにして、その1点が響いて、自分たちが同点に追いつくためには難しくなってしまった、そんな試合でした」

Q:今日はWBでのプレーでしたが、ご自身のプレーについてはいかがでしたか?
「感触は良かったですし、自分がプレーしている時間は全力でチームに貢献できたかなと思っています。今後も続けていって、リーグ戦でも出場時間を得られるように、自信を勝ち取っていきたいと思います」

Q:失点シーン以外は、それほど差がないゲームだったと思いますが、逆に、もう少しチャレンジするのではないかと思って見ていました。その辺りはいかがでしすか?狙い通りの戦いだったのでしょうか?
「やろうとしていることはいつも同じですし、自分たちよりも力のあるチームとの対戦でしたが、引けを取らないサッカーができたと思っています。細かいところ、最後決めきるところで差が出てしまったと思いますが、自分たちがチャンスを作れること、いい形で前に運ぶことができることは証明できたと思うので、細部を良くしていけば、チームもどんどん良くなっていくのではないかと思います」

Q:中2日で徳島戦があります。そこへ向けての意気込みをお願いします。
「この瞬間からリーグ戦に集中して次の試合のために準備をしていかないといけないと思いますし。特に徳島戦は、まだ我々が勝ち取っていない連勝のチャンスですから重要な試合になると思いるので、連勝を勝ち取って今後の勝ちを積み上げていく一歩にしたいと思っています。次に対してはモチベーションをしっかりと持って戦いたいと思います」

◎村田和哉選手:
Q:村田選手と言えば4-4-2のサイドというイメージがありますが、きょうはシャドーの位置でのプレーでした。どのようなことを意識されたのでしょうか?
「自分にシャドーというのはイメージとしてないというか、逆にエスパルスの人たちはびっくりしたと思うけれども、チームのコンセプトを意識してサイドに張ったり、中でプレーするというのを繰り返しながらというところですね。自分は外で張るのが好きなプレーヤーなんですけれども、そういうものも生かしながら、他のプレーヤーとコミュニケーション取りながらやっていければなと思います」

Q:今日は、もう少しチャレンジするのかなという思いと、ピンチは失点シーンだけで内容的には互角だったという思いがあります。そこはいかがですか?
「悪くはなかったけれども、負けてしまっては仕方ないですよね。チャンスがなかなかなかったので、もっと自分のところが起点にならないといけなかったかなと思います。あの失点シーン以外はチームとしては良かったと思いますけれども、失点して負けてしまえばそれだけですからね」

Q:なかなか勝ち切れない試合が続いていますが、このメンバーでの今の状況というのは、どのように捉えていらっしゃいますか?
「でも選手もすごくいいし、ちょっとしたコミュニケーションであったり、決定力だったり、そういうところがつながっていけば、本来いるべき場所に行けると思っています。内容は本当にいいので、あとは決めきるところをみんなが意識していければ順位も上がっていくんじゃないかなと思います」

Q:ホームで勝てないという状況も続いています。
「そうですね。やっぱりホームで勝たないと雰囲気は盛り上がっていかないと思うし、いま欠けている部分というのはホームで勝つということだと思っているので、これからはリーグ戦だけになりますけれども、リーグ戦に向けてしっかりと準備したいですね。ホームで勝つことが街も盛り上がるし、地域も盛り上がるし、このチームも盛り上がるし、そのためには、勝つためにみんなで一丸となってやっていくしかないと思うし、残りの試合で勝点をとにかく取っていくことですね」

Q:レベルファイブスタジアムの雰囲気はいかがですか?
「雰囲気は抜群にいいと思います。バスを降りてからの雰囲気だったり、スタジアムの空気感だったりはすごく僕も好きだし、だからこそ、個の街をサッカーで盛り上げてくということを意識してやっていきたいと思います」

Q:それが、ホームで勝たなければいけないという気持ちが、逆にプレッシャーになっているようなことはないでしょうか?
「逆に選手である以上、そのプレッシャーは楽しいというか、嬉しい喜びだと思いますよ」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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