「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【高円宮杯U-18プレミアリーグ参入戦・決勝戦 アビスパ福岡U-18-広島皆実高校】試合後の選手コメント

高円宮杯U18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ参入戦 決勝戦
日時:2016年12月18日(金)13:30
会場:広島広域公園第一球技場/680人
結果:アビスパ福岡U-18 3-0 広島皆実高校
得点:[福岡]稗田(8分)、北島(58分)、崎村(84分)

◎河北祥太朗選手(福岡);
Q:試合を振り返って
「新チームがスタートしてから、ずっと、この試合のために懸けて来たという気持ちがすごく強くて、毎日の練習もこの試合だけを意識してやってきて、こういう結果が得られたというのは、報われたという感じがあって、すごく嬉しいです」

Q:2試合を通して、河北選手の攻守に渡っての活躍が目立ちました。どんなことを意識されていたのですか?
「自分たちは、前線にはすごく力のある選手が揃っているので、中盤でどれだけ頑張れるのかということが大事でしたし、自分たち3年生にとっては最後の試合なので、結果は大事ですけれども、絶対に後悔だけはしたくないと思っていて、それに体が付いて来てくれました」

Q:最後の試合は満足できましたか?
「もうちょっとボールに触って主導権を握りたかったんですけれども、我慢強くやれたというのは、これからの自分のサッカー人生につながっていくと思うし、みんなのサッカー人生にもつながっていくと思います」

Q:仰ったとおり、立ち上がりにPKで先制した後、どっちのリズムでもないジリジリした展開の時間帯を我慢できたことが、大きかったように思います。
「自分としては、一昨日のアカデミーの方がパス回しが上手いなと感じていて、やられる気配はなくて、余裕を持って守備ができたというのはありました。こんな感じだろうなというイメージ通りの試合でした」

Q:卒業後の進路は?
「大学でサッカーするので、まずは1年目からレギュラーで活躍できるようにやっていきたいです。このあと、少しの間、サッカーの練習がないんですけれども、未来のことを見据えて頑張っていきたいと思います」

Q:U-15の時から、仲間と一緒に6年間戦ってきました。改めて、どんな6年間でしたか?
「やんちゃな奴ばっかりで、個性も強いし、喧嘩も多々ありました。それでも、根の部分は、みんないい奴ばかりで、残り1カ月を切ったくらいからは、夜になるとさみしくなったりもしました。そういう仲間と一緒に、こういう結果を得られたというのは、これからの自分の大きな財産だと思います」

Q:最後に、いつも熱い応援をしてくれるサポーターにメッセージをお願いします。
「サポーターの方たちがいなかったら、絶対にここまで来れていないので、本当に、サポーターのみなさんには感謝しかないです」


◎佐藤幹太選手(福岡);
Q:試合を振り返って
「何としても自分たちの代でプレミアリーグに上げて、1、2年生にプレミアリーグを残していきたいと思っていました。秋にクラブユース選手権の準々決勝で京都とやったんですけれども、全国の緊張感というか、環境とかを感じたので、これを1、2年生に感じさせてあげたいなと思いながら、今日までやってきました。自分は、アビスパでは3年間のプレーでしたが、6年間一緒にやってきた仲間たちと変わらず、プレミアに絶対に昇格するという気持ちは一緒で、自分も6年間やって来た仲間たちに負けないくらい強い想いで持っているというところを見せたいと思ってプレーしました。その気持ちを結果に表せたのは良かったと思います」

Q:佐藤選手の好セーブを始め、2試合を通して、非常に守備面での粘り強さが印象の残りました。
「前が走ってくれるので、自分は来たボールを止めるだけだったし、来たボールをパスするだけでしたから、10人に感謝の気持ちしかありません」

Q:早い時間帯に1点を取って、そのあと、ジリジリした展開が続きましたが、どんなことを意識されていたのですか?
「1試合目は前半終了間際に1-1にされてしまったので、終了間際に1点取られないことだけに集中して、1-0で後半に折り返すと思っていました。後半になれば、多分、走り勝てると思っていたので、とにかく1-0で折り返して、後はみんなに任せるという気持ちでした」

Q:後輩たちに置き土産を残すという目標も達成できました。
「目標を達成できて、最高の形で追われたので、1、2年生には、これから頑張ってほしいですね」

Q:今日も、大勢のサポーターが熱い応援をしてくれました。
「群馬だったり、長野だったり、遠いところまでも応援に来てくれて、サポーターのみなさんの気持ちには応えなければいけないと思っていました。今日も、大勢来てくれて、本当にびっくりしました。感謝しています」


◎濱口功聖選手(福岡);
Q:改めて、今の率直な気持ちを教えて下さい。
「試合が終わった瞬間に、3年間の思い出というか、いろいろと辛いことも、苦しいこともあったので、最後にいい結果で終われて良かったです」

Q:特にこの2試合は守備の安定感が光りました。最終ラインを統率する立場として、どんな思いでプレーされていたのでしょうか?
「特別に何かをするという意識はなく、練習の時からやってきたこと、常に同じことを何回も繰り返すということでした。それは監督からも言われていることなので、相方の西と(佐藤)幹太と、それを共有してやっていました」

Q:相手にボールを入れられても、そこで強く行って自由にさせないというプレーが印象に残りました。
「入ってきたボールに対しては強く行けというのは常に言われていますし、背後のカバーも2人でやりながらというのも常に言われてきたので、その言われてきたことを、ただやっただけです」

Q:この2試合が良かったというよりも、今まで積み重ねてきたことが出せた試合だったということでしょうか?
「そうですね。上手くいかない時もあったんですけれども、最後は上手くいったと思いますし、チームメイトも頑張ってくれて3点も取ってくれたので、気持ち的には楽にプレーできました」

Q:2試合とも、後半は完全にゲームをコントロールしていた試合でした。
「前半はなんとか踏ん張っているという感じだったんですけれども、後半の早い時間に点を取ってくれたので、後ろは安定させることだけを考えていました」

Q:そういう意味では、2試合とも、同じような展開でした。
「すぐに前半の早い時間帯に点を取ってくれたので、後ろも、しっかりと守らないといけないという気持ちも強くなりました。良かったですね」

Q:みなさんにとっては6年間の集大成の試合になりました。
「自分にとっては、まだ実感がわかないというか、本当に終わりなのかなというのはあります。それでも、高校に入ってから結果を出せていなかったので、こういうけっガ追われて良かったですね」

Q:後輩たちにも、いいプレゼントができましたね。
「後輩たちには、残留だけではなく、上を目指してやってほしいです。自分たちもJユースとかで、いい雰囲気でやれたというのもありますし、そういう雰囲気を、常に後輩たちに味わってもらえればと思います」

Q:卒業後の進路は?
「鹿屋体育大学でサッカーを続けます。プロに上がることができなかったので、ここから4年間、頑張って、また声がかかるように頑張りたいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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