J1第11節 vs 仙台 井原監督コメント
2016Jリーグ ディビジョン1第11節
日時:2016年5月8日 15:04キックオフ
会場:ユアテックスタジアム仙台/12,504人
結果:ベガルタ仙台2-0アビスパ福岡
得点:[仙台]石川(33分)、渡部(53分)
◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日も福岡から多くのサポーターが駆けつけてくれましたが、結果的に連敗ということで、非常に申し訳なく思っています。『立ち上がりから、いい入りをしよう』ということで臨みましたが、仙台は我々よりも順位がひとつ上で、今日、勝てば順位が入れ替わる大一番だという中で、少し緊張というものもあったのか、押し込まれる場面もあり、よく凌いでいましたが、セットプレーでやられてしまい、また、試合を難しくしてしまったかなと思います。前節もセットプレーから失点していますが、この流れというのは続けてはいけないと思いますし、どこかで、しっかりと修正をしていかなければいけないと思います。攻撃のところでは何回かチャンスを作ったり、ゲームボリューム的には、0-2になるまでは、いい形を作っていたと思いますし、2点ビハインドになってからウェリントンを交代して、少しボールをつなぎながら、ある程度、いい形というものは作れたところもあったと思います。ただ、ゴールを奪えなかったところは反省点になると思いますし、2失点目もセットプレーからということで、これからという時の次の1点がゲームを大きく左右してしまったなと思っています。ただ、我々に下を向いている時間はないですし、まだまだ、我々の順位の上のチームとは勝点は離れていませんので、今年J1に上がったチームとして少しでも勝点を取っていきたいと思っています。そして、次はホームで湘南戦を控えていますが、ホームでは、今年まだ勝利していないので、その流れを断ち切れるように、またしっかりと、いい準備をしていきたいと思います」
Q:2点お伺いします。セットプレーからの失点が続いていますが、どの辺りに問題があるのかというところと、ウェリントン選手の交代に関して、戦略上の問題だけなのか、それとも少しフィジカル的に問題があったのか、可能な範囲で教えてください。
「まずセットプレーの失点に関してですが、もちろん、選手たちは集中力を保って、また、いい準備をして立ち向かうような形で守備のところは心がけていますが、そういう中で、いかに最初のボールを触るかというところだと思います。また、相手の分析等もあり、我々の一番ウィーク的なところを狙われていることも、失点につながっているのかなと思います。一発でやられているといいますか、そのあとのセカンドボールのところをやられている形が多いので、そこも含めて修正していきたいと思います。
ウェリントンに関しては、前節の試合で頭を切っていたこともありますし、中3日の試合でコンディション的なところで、今日もアップの時に内転筋の張りというものがあり、次節は、彼の古巣である湘南戦というのもありますから、どこまでやれるのかなというところでプレーさせましたが、少し体が重かったところもあり、戦術的なところも含めての交代です」
Q:「内容は悪くはないんだけれども、終わってみれば」という試合が続いています。これだけ続くと、どこかに大きな問題があると考えざるを得ませんが、監督からご覧になって、それはどんなところだとお考えでしょうか?
「そこそこ内容は付いて来ていると思いますが、局面を見ると、球際のところであったり、まだまだの部分があります。例えば今日のゲームを見ても、我々と仙台と、どちらがその部分で優位に立っていたかと言えば、球際のところの強さ、ボール奪取、キープ含めて、仙台の方に力があったのかなというのはありますね。それと、ボールを保持している時の質、仕方、そういう点でも、自信を持って攻撃に出ているのか、それとも、自信なさげに逃げるプレーが多くなっているのか、そういう部分に、まだ差はあるのかなと思っています。そこを断ち切って、自分たちがやれることを、もっと、もっと恐れずにやる姿勢というものが、J1ではもっと、もっと必要だと思いますし、我々はチャレンジャーなわけで、そういうメンタルのところを、もっと、もっとアグレッシブに出していくしかないのかなと思っています。力のある選手もいるので、そういうところを、もっと、もっと全面的に出していくこと、ミスを恐れずに90分間出していくこと、それが大切なのかなと思っています」
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