石井紘人のFootball Referee Journal

無料:2025Jリーグレフェリングスタンダードとレフェリー側だけのカイゼンでアクチュアルプレーイングタイムをプレミア並みに判定の精度も95%を【審判委員会ブリーフィング2/6③】

26日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年初となる『レフェリーブリーフィング』を高円宮記念JFA夢フィールドにて開催した。

扇谷健司JFA審判委員会委員長の挨拶の後で、

無料:主審と副審のフィジカル向上のためにJFAが新たにトレーナーと契約、キャンプではJクラブと有意義なコミュニケーション【審判委員会レフェリーブリーフィング2/6②】

佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括が2025シーズンのスタンダードの説明を行った。

「(Jリーグ担当審判員研修会で)レフェリングアプロチという話を審判員にしました。

一つ一つの判定はもちろん大事ですが、試合の魅力を高めるゲームコントロール、Jリーグの試合の魅力を高めるためのコントロールを目指します。

特にJ1、プロに関わっているレフェリーは、どうり改善していくかが大事だよと。

特にJ1VARを使っていますので、FinalDecision、最後の判定の精度が大事になります。昨季は91%だったので、95%はクリアできるようにやっていくのを目標にしています。

それからアクチュアルプレーイングタイム(APT)、昨年のJ152分で、イングランドプレミアリーグは58分。

APTには、色々な要因があります。

言えるのは、プレーの時間を長くする事が、試合の魅力に繋がるということ。

そして、レフェリー側だけでも(APT増加に向けて)すぐに改善できる事はあると思います。もちろん選手や、場合によってはチームスタッフとも協力をしてやっていかないと、時間が伸びないっていうことも当然ありますが、レフェリー側だけの改善でも伸ばせる部分はあると考えています。

たとえば、マネージメントをする時に、だらだらだらだらと長い時間かけて喋っているのが良いのか? VARの介入で、いくら正しくても、時間がかかりすぎてしまうのはどうなのか?ここは改善できますよね。

最後、判定の一つ一つの正誤は大事ですし、KIで数値化もしています。

しかし、その精度だけでなく、任されたゲームをどのようにコントロールしていくか。ゲームコントロールを意識したレフェリングが重要になります。

では、2025シーズンのレフェリングスタンダードのトピックスになります。」

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