石井紘人のFootball Referee Journal

無料 #Jリーグ #Jリーグ開幕 #Jリーグのある日常 今季のレフェリーの判定基準も昨年と同じ【ヴィッセル神戸×サンフレッチェ広島:審判批評】

2020年に行ったJリーグとJFA審判委員会の「小さなチェンジを皆で行う大きなチェンジ」が実を結んできた。

日本サッカー協会(JFA)審判委員会とJリーグ「グレーなコンタクトの基準をプレミアのようにタフに統一していく」ゼロックススーパー杯を前に【Media Conference on Refereeing審判批評的レポート】

30分、フィフティなボールを飯野がタッチしたタイミングで、佐々木がコンタクト。記者席から見ていてもファウルになるかもと感じたし、ベンチのアピールもあった。中継映像で振り返っても、「厳しい」と林陵平氏がこぼしたように印象は変わらない。しかし、スタジアムは判定を受け入れており、ベンチも選手もすぐにプレーに戻った。

それは47分のタックルもそうだった。100-0ではないコンタクトで、選手も痛んだ素振りをみせたが、ノーファウルとジャッジされると、すぐに起き上がってプレーに戻る。ちなみに、どちらも怪我に繋がるような行為ではない。

いわゆるフットボールでは起こるコンタクトだった。その判定の〇×は置いて、監督や選手がレフェリーの基準に対して『same page』を持っていた最たるシーンではないか。そして、2020年の流れから、観客も『same page』を持ち始めている。

この二つのコンタクトへのリアクションをみて、今週末から始めるJリーグがより楽しみになった。

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