石井紘人のFootball Referee Journal

【審判批評】なぜ東海大相模のチャレンジはファウルでPK?流通経済大柏10番柚木創決勝ゴール #全国高校サッカー選手権

レフェリーが大きな決断をしなければいけないシーンが起きた。

サッカーの競技規則は、他の多くのチームスポーツのものと比べ、比較的単純である。しかしながら、多くの状況において「主観的な」判断を必要とし、審判は人間であるため、必然的にいくつかの判定が間違ったものになったり、論争や議論を引き起こすことになる。

人によっては、これらの議論が試合の楽しみや魅力の一部となっている。しかし、判定が正しかろうと間違っていようと、競技の「精神」は、審判の判定が常にリスペクトされるべきものであることを求めている。

40分、流通経済大柏のロングスローのセカンドボールの競り合いで、東海大相模選手の高く上げた足が流通経済大柏選手の顔に当たってしまう。

接触の瞬間でシャッターを切ると、足の上がり方の心象が悪く、斜めの角度から見ていた主審は迷わず笛を吹き、ファウルをとった。そして、ペナルティーエリア内のため、当然、PKに。

荒木友輔氏に訊くゲームの温度によって変わる基準とワールドカップ最終予選、飯田淳平氏の国際親善試合に密着、御厨貴文氏のレフェリング時の動作【DVD審判シリーズ完結編】

守備側競技者のフィジカルアクションがどうなのか?プレーイングディスタンスは?等、DVD『国際審判員』のレフェリングで判定基準を語って貰っているが、難しい事象だった。後ほど、全体のレフェリングと共に審判批評したい。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ