石井紘人のFootball Referee Journal

#日本代表 ×パラグアイ戦の前にもう一つの #daihyo 山下良美主審、坊薗真琴・手代木直美副審が五輪史上初となる男子サッカーの女性レフェリーとして臨んだエジプト×ドミニカ戦をレポート


フットボール界では五輪に対して温度差がある。

「女性主審が五輪で男子の試合を裁くのは史上初」であり、偉業ではある。しかし、レフェリーにとっての五輪は、二年後に行われるFIFAワールドカップで割り当てを受けるためのテストでもある。

つまり、試合でのレフェリングこそが重要になる。

エジプト×ドミニカ共和国戦は、決して簡単な試合ではなかった。

両選手ともに、セットプレー時に激しくポジション争いを行う。またカードを誘発させたいという狙いから、大げさなアピールも多い。

山下レフェリーは、セットプレー前にはプレゼンスを発揮し、大きな判定が起きるのを防ぐ。これはFIFA審判委員会のターゲットかもしれない。そこで表現する強さを活かし、選手たちの大袈裟なアピールは毅然と突き放す。

選手のエキサイトには手代木直美AR2もすぐに収め、トリオでゲームの温度が上がるのを防ぐ。2分のボールアウトは何気に坊薗真琴AR1のナイスジャッジだと思う。

とは言え、議論できる判定があるのがフットボールである。ということで全体のレポートは下記URLから。

山下良美主審、坊薗真琴・手代木直美副審のエジプト×ドミニカ戦審判批評「6分のハンドの見極め・12分のゴールネットを揺らす前のファウル・選手のアピールを突き放す強さ・レフェリーのプレゼンス」 #パリ五輪

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