石井紘人のFootball Referee Journal

なぜ横浜Fマリノス×アビスパ福岡戦の西村への奈良のファウルにVARはOFRをすすめなかったのか?「主審はアドバンテージはとっていたが・・・」【2022.10レフェリーブリーフィング②】

10月7日、『レフェリーブリーフィング』が開催された。

扇谷健司JFA(日本サッカー協会)審判委員長の挨拶後、東城穣 Jリーグ審判デベロプメントシニアマネジャーが「J1第31節までの主な事象について」相互理解を深めるための説明を行った。

扇谷健司JFA審判委員長「FC東京×京都サンガ戦の山下良美レフェリーは落ち着いていて良いパフォーマンスだった」【2022.10レフェリーブリーフィング①】

J1第29節コンサドーレ札幌×ジュビロ磐田戦の64分

見解:直接FK+退場(著しく不正なプレー)

【考慮事項】

・相手競技者のほぼ正面、3~4mからスピード、勢いを伴ってアプローチ

・身体がコントロールできない状態(スライディングタックル)

・膝が伸びきっている(ストレートレッグ)

・ポイントオブコンタクト:足裏が脛付近に接触⇒強度:非常に高い

 

J2第29節モンテディオ山形×いわてグルージャ盛岡戦の34分

見解:直接FK+退場(著しく不正なプレー)

【考慮事項】

・相手競技者の側面、4~5mからスピード、勢いを伴ってアプローチ

・身体がコントロールできない状態(両足でジャンプ)

・ポイントオブコンタクト:右足が左足側面に接触

・やや遅れたタイミング

・ボールに触れられていない(プレーする意図ない)

⇒強度-Speed-Force:非常に高い

 

J1第29節横浜Fマリノス×アビスパ福岡戦の5分

見解:直接FK+退場(著しく不正なプレー)

東城JMG「まずは主審目線ですが、見極めが難しい事象でした。ポイントは2つ。

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