石井紘人のFootball Referee Journal

無料:国際サッカー評議会​(IFAB)からの通達により今季のスタンダードではオンサイドとされた東京ヴェルディ×京都サンガ戦の36分のシーンはオフサイドに【レフェリーブリーフィング】

日本サッカー協会(JFA)が「国際サッカー評議会​(IFAB)回状26号​​(​​オフサイドの解釈)​ついてのレフェリーブリーフィング」をオンラインにて開催した。

今回、IFABより示されたのはオフサイドに関わる『意図的なプレー』の改正ではない。

 

IFABは国際サッカー連盟(FIFA)との協議の上、「意図的なプレー」と「ディフレクション(ボールが競技者にあたり方向が変わる、すなわち意図的なプレーではない)」の違いを明確化するとともに、「意図的なプレー」と判断するためのガイドラインとして基準を示した。

 

これにより、今季のスタンダードではオフサイドとされた

東京ヴェルディ×京都サンガ戦の36分

【見解】

東京V14番がボールを蹴った瞬間、東京V11番はオフサイドポジションにいます。しかし東京V11番は、その後に京都17番が意図的にプレーしたボールをプレーしているのでオフサイドの反則とはなりません。

ファウル行為から大怪我での選手生命が終わることの根絶は選手に気を付けてプレーして貰うのと結果的に起きたらレフェリーが正しい判定で対応する【レフェリーブリーフィング後編】

のシーンは9月2日の試合からはディフレクションでオフサイドとジャッジされる。詳細は後ほどレポートしたい。

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