【ハンドの反則の「支え手はノーハンド」は過去のルール】中村太レフェリーのナイスジャッジと窪田陽輔レフェリーのスーパージャッジ
『Jリーグジャッジリプレイ』(DAZN)にて家本政明氏が、アルビレックス新潟×ヴァンフォーレ甲府戦の11分の伊藤と90分の長谷川のシミュレーションを見極めた窪田陽輔レフェリーのナイスジャッジを「現役レフェリーが見てもスーパーと言う」と取り上げた。
解説はDAZNをご覧頂きたい。
その他にも競技規則の考え方を解説。
最初に取り上げられたのはハンドの反則。浦和レッズ×ジュビロ磐田戦の35分、ペナルティーエリアに入ってきた伊藤をタックルで止めようとした大井の広げた腕にボールが当たったシーンだ。
「支え手ともとれるので、ノーハンドでは?」という声があったらしいが、「そもそも支え手かどうかはハンドの反則の判断の指針にない」(家本氏)。
つまり、大井に意図はなかったとしても、このシーンでは結果的に「ハンドの反則は致し方ない」(家本氏)。また、「平畠さんがいうように、中村レフェリーはベストポジション。(ハンドをした)大井さんも、『えっ?』で振り向いた時に、(レフェリーが)5m以内にいるから、納得感、説得性がある」(家本氏)とも付け加えた。私もハンドの反則で、ノーカードはナイスジャッジだと思う。
次がアドバンテージの適用について。
アスルクラロ沼津×福島ユナイテッドFC戦の46分、コーナーキックが蹴られた後に、ディフェンスの選手がオフェンスの選手を倒したため、レフェリーはファウルをとる。だが、ボールは競り合いを経て、オフェンス側の選手の元に流れ、ゴールネットを揺らした。
このシーンにアドバンテージを採用すべきでは?という声があったらしいが、笛が早かったようにも感じるが、早すぎた訳ではない。家本氏は平畠氏同様に、「レフェリーがアドバンテージを考える必要性が低い状況」と分析した。また、ファウルかどうかについても、左足が気になると指摘したものの、「ファウルなのは間違いない」。警告かどうかについては、ボールにプレーできるかどうかを見ると、「どちらかと言えば警告。100%警告とは判断しない」と解説した。
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