石井紘人のFootball Referee Journal

林大地、怪我で不参加の大迫勇也代役にビースト追加招集!なぜ競り合いに強いのか?身長178㎝体重74㎏と大柄ではないFWの秘訣 #日本代表 #daihyo #オーストラリア #W杯

絶対に負けられないアウェイでのオーストラリアとの一戦に、代えのきかないワントップ大迫勇也の代役として林大地が追加招集された。東京五輪ではチーム上位の被ファウル数だった林が、自身のルーツを『DAZN Jリーグ推進委員会 月間表彰企画』内で語っていた。

 

「大学に行くまでセンターフォワード(CFW)をあまりやったことがなかった。試合の流れでたまにFWに行くくらいだったので、大学の最初の頃に、右利きの右サイドハーフで、僕、あまり足速くなかったので、ちょっとこれじゃやっていけないかなって。

その時の大阪体育大学の坂本総監督に「お前、FWやれ」と。一から大大独特の競りの練習があるんですけど、「お前は競りを一からやれ」と言われて、そこから変わっていったっていう感じですかね。」

 

競りっていうのは、どういう練習なの?

 

「ボール使ってというよりは、柔道とか武術みたいな感じで、ボールのない時に相手のここ(胸の上あたりをファウルにならない程度でも)触ったら凄く(バランスが崩れて)揺れるとか。股の下に足を入れて、そのまま直線に(相手の)正中線を攻めたら、どんなに大きい相手でもクルっと入れ替われるとか。背中で(相手を)背負っている時の腕の使い方とか。そういうのをボールを使わずに練習が二時間なら最初の一時間はずっとやっていました。」

 

水沼貴史氏:FWがやる練習なの?皆やるの?

 

「皆やるんですけど、FWCBは特に。大学の時は(田中)駿汰とか菊池流帆とかも。」

 

水沼氏:坂本さん、凄い。さすがだな。

―アルゼンチンのDF、ボールのない所でも色々やってくるじゃないですか。あれもものともせず、逆にやり返していて。駆け引きしつつ、出し抜く。大学時代が原点なんですかね?

 

「そうですね。一試合目、(田川)享介がメチャクチャやられているのを見て、でハーフタイムとかに「あいつらやるのは慣れているけど、やられるのは慣れていないから自分から攻めてもっとやりに行け!」って言って。享介がなんもない所で足ひっかけられたり、タックルされたりしていたのを見ていたので、二試合目は「来るだろな」って分かっていたので、ぶつかってくるタイミングでスっと避けて、その後にポンと自分が当たり返したりとか。先に胸のあたりにバンとあたったりだとか。」

 

水沼氏:競りが効いている訳だ。髪切ったのはなぜ?あれ好きだったんだけどなぁ。

 

「大学の時もロン毛の時あったんですけど、「ボール触っているよりも、髪触っていることの方が多い」って言われて(苦笑)(金)明輝さんにも同じこと言われて。」

 

―高校時代はプロって意識はそこまでなかった??

 

「意識するようなレベルではなかった。プロ内定出てる選手は凄いなぁって感じですね。周りにもいなかったので、自然な流れで大学にいって、サッカーを続けて(と思っていました)。」

https://www.youtube.com/watch?v=BOJI9x3mYQk

 

「大学はめちゃくちゃ大事な四年間でした」と振り返った林。吉田麻也が出演した『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』でも名前があがった。

「手強かったFWは?」というお題から、「Jリーグのハイライトは見ている」と語った吉田は、

吉田:五輪世代見ちゃうから、林とか。

 

内田:選手間でめちゃくちゃ評価高いよね。

 

林:体の使い方強いし、シュートのパンチもある。

 

オーストラリア戦のスターティングメンバーがどうなるか?非常に興味深い。

無料:「DAZN Jリーグ推進委員会 月間表彰企画」で #林大地 が語った大阪体育大学坂本康博名誉監督と夏嶋隆トレーナーの『競り』を初公開

 

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