石井紘人のFootball Referee Journal

無料:佐藤寿人氏「選手はミスしてもあそこまで叩かれることはないけど、レフェリーの方はどういうジャッジをしても、両チームにとっての満足はないのかな」

Jリーグ担当審判員を勇退した家本政明氏が出演した『FOOT×BRAIN』(テレビ東京)にて、佐藤寿人氏がゼロックススーパー杯2008年を振り返った。

「色々な判断というのがあの試合では起こった。その判断においては、最終的にはその場で見た家本さんがジャッジすること。選手はどの試合でもそうなんですけど、選手はレフェリーの判断に沿って不満があっても試合を続けることが大事。ただ、あの試合はそういう雰囲気ではなかった。僕等選手は試合に集中していますが、家本さんは試合以外の部分で色々な声をあの試合を経て受けたと思う。僕らとしても心苦しかったというか、選手はミスしてもあそこまで叩かれることはないけど、レフェリーの方はどういうジャッジをしても、両チームにとっての満足はないのかなと感じました」。

『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』(DAZN)では「全然チームのためのプレー(カード)でなくて、レフェリーに必要ない文句言ったり抗議したりっての(でカードを重ねて出場停止)があったので。そのときに『もうカードを貰っちゃいけないな』というのと、やっぱりリスペクトしなきゃいけないなって思った」と語っていたフェアプレーが代名詞の佐藤氏らしいコメントだった。

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