村上伸次主審「イングランド発祥のスポーツとアメリカ発祥のスポーツって全然違います。アメリカンスポーツは、アウトかセーフかはっきりしていますが、イングランドスポーツはそこが曖昧」(Number安藤隆人氏)
「レフェリーにとって動体視力も大切ですが、私が一番大切にしていることは、頭の回転を落とさないこと。ボールホルダーがどこを見て、そしてどんなキックモーションで蹴ろうとするか。インサイドキックなのか、インフロントキックなのか、足のどこで蹴ろうとしているのか。それらを予測してボールの出所に向かって動くことが重要。
さらにレフェリーはもちろんボールも見ていますが、そのボールを奪いに行こうとするなど、チャレンジする選手も見ています。空中戦の競り合いも自分でボールの落下地点を読み取って、後はDFとFWの動きを注視し、そこに対して正確にチャレンジをしているかどうかを見ます。これら複合的なものを視野に入れながらの動きを繰り返すわけですから、常に頭をフル回転させながら動かないといけません。
その感覚を落とさないために、自転車やランニングで運動している時に周りを見て、歩いている人やランニングしている人、犬の散歩をしている人など、それぞれの次の行動を予測するんです。『あの人は次どちらに回るのかな?』、『もしかしたら止まるな』、『止まっているけど、もうそろそろ動き出すな』とか、間接視野で捉えながら頭をフル回転させています」
https://number.bunshun.jp/articles/-/843659
特に表題が同感です。
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