無料:愛媛FC×大宮アルディージャ、セレッソ大阪×清水エスパルス、サガン鳥栖×浦和レッズ戦のGKへのファウル、ワールドカップの判定【審判委員会レフェリーブリーフィング前編①】
今週月曜日に更新予定だった隔週コラムですが、昨日行われた『2018 第 3 回 JFA レフェリーブリーフィング』をレポートします。
上川徹JFA(日本サッカー協会)審判委員トップレフェリーグループシニアマネジャーによると、前回のブリーフィングから今回のブリーフィングまでの全試合の中で、試合後に意見交換会(参考記事:意見交換会とは?)が行われたのが約20%。
その約20%のうち、審判団にミスがあったのは31%であり「チームが間違っていると感じ、試合後に映像を見て意見交換した中での31%です。常に3割のジャッジにミスがあるという訳ではありません。もちろん、0に近づける努力をしていく」とのことだ。
J2第21節のヴァンフォーレ甲府×京都サンガ戦の16分
「オフサイドポジションにいるのですが、相手選手のクリアボールです。
ですが、副審はご覧の通りにペナルティーエリア(PA)に選手が密集しているので、ボールの出所が分かりません。
なので、フラッグアップします。
主審はフラッグアップした副審の元に向かい、どの状況のオフサイドをとったのか確認します。そこで最後の選手のオフサイドでフラッグアップしたとのことだったので、それはクリアボールのため、オフサイドとせず、そのままゴールとしました。
落ち着いた良い協力関係です。」
J2第24節のレノファ山口×水戸ホーリーホックの25分(参照リンク)
「(メディアからオフサイドではないか、という質問が多かったが)おっしゃられていることは分かりますが、競技規則の話をするとオフサイドではありません。DFがプレーして、ボールに触れている意図的なプレーです。」
ルヴァン杯プレーオフ第一節ガンバ大阪×ジュビロ磐田戦の7分
「入れ替わりのタイミングで僕もオフサイドに見えたのですが、オフサイドではありません。」
ルヴァン杯プレーオフ第一節の横浜Fマリノス×ヴィッセル神戸戦の23分
「こうやってみると分かりやすい、まだ余裕のある判定です。」
J2第18節のアルビレックス新潟×東京ヴェルディ戦の63分
「DFの左足が残っているのでオフサイドではありません。」
J1第20節の浦和レッズ×Vファーレン長崎戦の40分(参考記事:Jリーグ浦和レッズ×Vファーレン長崎戦のレフェリーの評価まっぷたつ。サカノワ「不安定なレフェリング」柱谷幸一氏「巧くコントロールしている」)
「PAの外か中か、非常に難しい判定ですが、これもレフェリーが良いポジショニング、角度からナイスジャッジをしています。ポジションが遠かったから外か中か分かりません。」
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