石井紘人のFootball Referee Journal

小川JFA審判委員長、CS第一戦鹿島アントラーズ×浦和レッズ興梠のPKに「誤審ではない。正しい判定だったのに組織として何も言えなかったことを悔やんでいる」

良いことも悪いことも発信していくという姿勢への変化には、もう一つきっかけがある。昨年11月のJリーグチャンピオンシップ決勝、鹿島-浦和の第1戦。1-0で勝った浦和の決勝点となったPKで、家本政明主審の判定が一部で「誤審」と報道され、個人攻撃を含む批判にさらされ続けた一件だ。

「あれは誤審でも何でもない」と小川審判委員長は言う。「ペナルティーエリア内での接触で、あとは審判の解釈で判断される事象。正しい判定だったのに、組織として何も言えなかったことを悔やんでいる」。矢面に一人で立っていた審判を守れなかったという後悔がある。

https://mainichi.jp/articles/20170523/ddm/035/050/120000c

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