石井紘人のFootball Referee Journal

2013J1第7節 FC東京×名古屋 井上知大審判団評

■主審:井上知大

 採点:1

 

スポーツ紙によると、“神の手”を使った闘莉王は、

 

取材対応後にマッチコミッショナーに呼び戻され、別室にて質疑を受けた。本人は、故意によるものかについては、一貫して否定した模様。今後、追加処分に発展する可能性は低い。判定できなかったジャッジは、審判委員会で諮られる。 

 

 

とのことだが、Jリーグ規律委員会が闘莉王に処罰を下すことはないだろう。

 

ただし、我々メディアは、ファウルプレーをした選手、そして見極められなかった主審。両者について批評し、批判するべき。それが健全なあり方だと思う。

 

 

立ち上がりの井上主審は、けっして悪くなかった。

3分のルーカスへのチャレンジはボールにプレーできているためノーファウル。5分の小川へのチャージは、左手をフォーカスしたのか。直後にも、ダニルソンに足裏をみせてチャレンジした高橋に注意を与える。良い対応だ。

8分、遅れてスライディングしてしまった森重に警告。こちらも妥当な判定でピッチ全体に受け入れられており、迷わないポスチャーも良かった。

直後のボールアウトも妥当だと思うが、ルーカスのリアクションから、ミスだと思われたかもしれない。

 

FC東京にファウルが続いたため、それがスタジアムの苛立ちとなる。審判員として、難しい立ち上がりとなってしまった。

それでも、この時の井上主審はブレていなかった。

18分の玉田が倒れたシーンは、ファウルを貰いにいったということか。

22分、抜かれた所を引っ掛けて止めた高橋に警告。39分、相手ボールとなった所でボールを蹴った太田に【遅延行為】で警告。

 

迎えた39分。

渡辺のシュートを闘莉王が横っ飛びでブロック。が、TVのオンタイムで見ていても、あきらかに闘莉王が手で防いでいる。井上主審のポジショニングも悪くなく、PKで退場かと思ったが、なんと見極められず。

見極められなかったのは、集中力の欠如か。それとも、別の地点をフォーカスしていたのか。どうすべきだったのかを、審判委員会側には発表して欲しい。

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