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無料記事【サッカーコラム】 「ダービー」の言葉の由来を知っていますか?

【サッカーコラム】

「ダービー」の言葉の由来を知っていますか?

「ダービー」という言葉の由来を知っていますか? 「ダービー」は英語で「derby」と書くので、その言葉の由来が英語圏にあることは想像できます。「ダービー」の同義語として「クラシック(classic)」の言葉があります。この言葉には古い歴史があり、名誉があって実力が伯仲した二つのチームによるスポーツイベントを指します。さらに、ファン同士が強力なライバル関係にある近隣の2チームの対戦にも当てはまります。Jリーグだと「松本山雅FC対AC長野パルセイロ」の「信州ダービー」などの戦いが思い浮かびます。

いろいろな説があるのですが、信憑性が高いのは12世紀にあったという説です。12世紀に行われたアッシュボーンという町の中の2チームによるシュローヴタイド・フットボールあるいはモブフットボールの対戦にあるらしのです。シュローヴタイド・フットボールとは、年に一度、告解の火曜日灰の水曜日の2日間行われる祭りで、フットボールの起源とも言われています。またモブフットボールは「カレッジフットボール」の起源とも言われる荒いゲーム内容だったようです。

アッシュボーンはイングランド中部ダービーシャー・カウンティの町なのですが、その主要都市が「ダービー( Derby)」なのです。この対戦は毎年行われ、「クラシックな」地元の慣習として定着していきました。

あるいはこんな説もあります。1780年にダービー伯爵(Earl of Derby)によって初めて開催された競馬に対してだとする意見もあります。このレースは競馬ファンの間で大きな話題と関心を集めたので、その後も毎年開催されて「クラシック」となったという説です。

近代サッカーで初めてダービーの言葉を使用したのは、イギリスの『デーリー・エクスプレス』紙の記者で、1914年10月に「リヴァプールFCとエバートンFCの地元ダービー」と記事にしたのが最初だと言われています。この2チームはリヴァプール市に本拠地を置くことから、「マージーサイド・ダービー(Merseyside derby)」と呼ばれています。「マーシーサイド」とは英国のイングランド北西部の州のことで、リヴァプールを中心都市とする州になります。そのことから「マージーサイド・ダービー」と名づけられました。

〈了〉

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