【プレビュー】八戸は若手主体で試合に臨め！【無料記事】明治安田生命J3リーグ 第9節 2022年5月15日 ギラヴァンツ北九州対ヴァンラーレ八戸

2022年05月15日 5時17分　
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ギラヴァンツ北九州のシステムは「4-4-2」で中盤がボックス型。一方のヴァンラーレ八戸のシステムは「3-4-2-1」を予想する。両チームのシステムを組み合わせると以下になる。

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5月8日に行われた「AOFA第75回青森県サッカー選手権大会？兼 天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会青森県代表決定戦」で八戸はラインメール青森FCを1-0で破って天皇杯出場権を獲得した。この時のメンバーを中心にして北九州戦にも臨んでほしい。3バックは小林 大智、板倉 洸、下堂 竜聖。WBは丹羽 一陽、國分 将、武部 洸佑。CHは相田 勇樹、宮尾孝一、または坪井一真か山田 尚幸を。STは江幡 俊介、渡邊 龍、佐藤 碧、野瀬 龍世、島田 拓海。CFは萱沼 優聖か使えるようなら佐々木 快。

若手主体のメンバーに切り替えて戦った天皇杯決勝戦こそ八戸のこれからを指し示す試合だった。葛野 昌宏監督には迷わずに若手を起用してほしい。何度もコラムで指摘したことだが、昨季監督が起用した若手選手にこそ八戸の未来がある。もし経験者を起用するとしたならば、試合のポイントとなる場面でピッチに送り出す方がいい。例えば、1-0で試合終盤に逃げ切りたい場面とか、0-0で後半に入って先制点を奪いたい場面とかの起用である。

CBは、チャレンジ&カバーをしっかりと協力しながらやり切る。WBは、勇気を持って高い位置を取りに行く。CHは、ビルドアップの中継点としてボールを回して攻撃参加してボールを奪われたらすぐに帰陣する。STは、相手の裏への飛び出しを何度もチャレンジして、守備ではプレスバックを素早く実行する。CFは、身体を張ってボールを収めてペナルティエリア内で勝負するようにポジショニングして、守備ではファーストディフェンダーとして相手にプレスに行く。こうしたプレーを休まずにプレーしていたのが勝っていた時の八戸だった。

北九州戦でのポイントは、2トップのFWをどうやって3バックのディフェンスが抑えるのかにある。当然、直接的にはWBとCHが関わってくるのだが、どうやってケアしてくるのかにも注目したい。北九州は、スタメンで起用されるのかは分からないが、3得点を記録している背番号10番の髙澤 優也が気になる存在である。攻撃に関して、ここまで停滞している北九州に対して、試合序盤から八戸が攻撃でパワーをかけられるのか。八戸は、最初から受けに回ってはいけない。前半戦から得点を奪う攻撃力を見せれば、八戸が有利にゲームを進めることができるに違いない。八戸の選手起用での注目は、STとCFに誰を起用してくるかである。

川本梅花