【連載】ボールから離れるサポートの仕方もあるんです【1日1回読むだけで身につくサッカーの見方の基礎知識】

2020年04月11日 9時00分　
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【1日1回読むだけで身につくサッカーの見方の基礎知識】

■ボールから離れるサポートの仕方もあるんです

ボールを持っている味方の選手（＝ボールホルダー）が、相手選手2人に囲まれたとします。近くにいる味方の選手がボールを持っている味方をサポートしに行きます。相手に囲まれたボールホルダーは、サポートしにきた味方の選手を利用して、囲まれた地帯から脱出することができました。味方が困っていたらサポートをして助ける。これはよく見かける場面です。

逆に、ボールに近寄らないサポートというものもあるのです。たとえば、右サイドからピッチ中央に切り込んでシュートを打つタイプの選手ならば、ボールの近くに味方の選手がいたら、プレーの幅が狭まってしまいます。右サイドの1人だけ残して、ボールサイドの左に味方の選手9人が寄って行き、大きなサイドチェンジで右サイドの選手にボールを送ります。ボールをもらった右サイドの選手は、周りに人がいないので、広いスペースを使って得意の攻撃パターンを発揮できるのです。

川本梅花