川本梅花 フットボールタクティクス

【無料記事】取材は「東京ガーデンテラス紀尾井町」より

【無料記事】取材は「東京ガーデンテラス紀尾井町」より

深夜には激しい雨が降り続いていた。朝、起きてすぐベランダで出た。雨が上がった空を見上げる。台風の動きが気になっていたので、ネットできょうの天気を確認する。数年間だったならば、その日の天気を確かめる情報ツールはTVだった。いつの間にか、最初の選択がネットでの情報からになっている。ふと、生活でのネットの近接性を感じた。

正午から取材が入っていた。取材先は、永田町駅から隣接する「東京ガーデンテラス紀尾井町」のビルの中にあるWebメディアである。取材相手は、「BuzzFeed Japan(バズフィードジャパン)」の伊藤大地副編集長。取材に同席したのは、「川本梅花 フットボールタクティクス」編集長の渡辺文重であった。

紙媒体とWebのサッカーメディアの話。紙媒体からWebに移行した編集者と紙媒体での経験なしにダイレクトにWeb編集者を務めた者の違い。今後のWebメディアの動向。さまざまな角度からWebメディアについて語ってもらった。

副編集長と話していて、私自身が気になったのは、テーマを取り上げて話をする際に、二項対立軸を作って語っていることである。物事を相対化して語ることが、当たり前だと考えている自分に、ふと気付かされた。例えば「紙媒体」と「Web」の二項対立。もし仮に紙媒体よりも優先順位がWebである時代に生まれた人ならば、こうした二項対立軸を立てなくても、物事を語れたのではないのか。そんな風に漠然と考えた、雨上がりの午後だった。

伊藤副編集長は今話題の「エアインタビュー」に関する記事を執筆している。「『バルセロナ監督のインタビューは捏造』? サッカー専門誌が専門誌を告発」。ほかに気になるテーマは、スタジアム建設問題である。副編集長へのインタビューは、「フットボールタクティクス」の「渦中の話」で近く公開される。

楽しみにお待ちください。

川本梅花

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